ゲド戦記外伝

制作 : ディビット・ワイヤット  Ursula K. Le Guin  清水 真砂子 
  • 岩波書店
3.72
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本棚登録 : 324
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155723

作品紹介・あらすじ

アースシー世界を重層的に描く、5つの物語-「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」。巻末に、ル=グウィン自身による詳しい「アースシー解説」。

感想・レビュー・書評

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  •  今までのゲド戦記の中で語られていなかったことが補充?みたいな感じで書いてるような本です。

     あ、なるほど、と納得したり、ここが、本偏のここにつながるのかぁと思ったり、また本偏が読みたくなるような1冊です

  • 飽きてしまった…ちょっと苦しいのでまたいつか出会えるときに

  • 小説は人生よりも少しだけ説明が付帯されるけれども
    それでも同じで見えたところだけで全てを判断し
    自分なりの想像でつなぎあわせ物語に仕立てるものだ

    そんな好奇心を掻き立てる隙間を埋めているのが
    この五つの短編と用語集的な解説からなる外伝である

    本来の出版順ならば四巻の後にコレが挟まって
    五巻を読むのが筋なのだろうが
    何故かニホンでは最後に外伝を読めということらしい

    このいかにも西洋風なメルヘン小説は
    童話と言う世界を借りて
    自然とそれを所有支配しようとする「男社会」の現実と
    その矛盾を解き明かそうとしているようだ
    パラドックスによって生み出されているこの世をとらえ
    どうあれば皆の対等性と自在性を保つイジメのない
    五分五分の冒険を愉しめる環境を取り戻せるかと
    試行錯誤している物語だと読むこともできるだろう

    翻訳とは思えないほどに日本語だったしその解釈も深く
    愉しんで読むことができたのだけれども
    主語化された述語が重なることが多く
    そのテニヲハが文の流れを壊していたような気がする

    名言:例えば
    掟は破られるためにある
    不正が掟をつくり
    勇気が掟を破る

  •  アーシュラ・K・ル・グィンの『ゲド戦記』の第1巻『影との戦い』は宮崎駿の息子さんによってアニメ化されて有名になりました。この物語は「行きて還りし物語」の構造を持っていることでも知られています。また「成長小説」としての側面を併せ持っていると言われます。学生諸君が夏休みに時間を掛けて読むのに持って来いの物語だと思います。ぜひ実際に手に取って一読してみてください。
    1.影との戦い:4001106841、2.こわれた腕環:400110685X、3.さいはての島へ:4001106868、4.帰還:400115529X、5.アースシーの風:4001155702、6.ゲド戦記外伝:4001155729
    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000451969

    文学部 T.Y

  • 図書館から借りました

     ファンタジー。魔法物。ゲドより前の話や、ゲドが大賢人であったころの話。短編集。

     一方的に「男の世界」に傾いていた天秤が。(一巻~三巻まではそう)
     バランスをとるためにか、「女の偉大さ」に振り子のように傾いた感じですか。(帰還からは生活に根ざして、女性賛美的になった)

     ロークができるまで。
     ロークが女を排斥した理由。
     暗黒時代。
     オジオンと師匠の話。
     そんなのが載っている。
     オジオンの師匠が地震を食い止めた話はよくよく聞くので、ああこれが、と思う。
     こんな風に犠牲になっていようとは。

     トンボという名の少女の話。
     原作にはまんま「ドラゴンフライ」らしい。彼女と、魔女のバラとの友情とかはほんわかとしている。彼女は誰とでも友達になれる感じがする。そしてロークに行って、死の国から帰ってきてしまったトリオンに引導を渡して、竜になる。

     ああ、ラストだなあと思いながら読んだ。
     アースシーの風より先に、こっちを読んだ方がよかったのだなー。
     トンボ→アイリアンは、アースシーにも登場するから。
     大変美味しい物語群でした。読み終わってしまったなー。あーあ。。

  • ゲド戦記外伝。外伝五本に解説一本。
    日本での刊行順序に逆らって、こちらを先に読了。

    アイリアンとの遭遇で、ロークの未来は如何に?

    次はアースシーの風。いつかは…!

  • 本編を読んでいる人には馴染みの名前もちらほら出てきます。
    本編の後半よりもむしろ、個人的には面白かったかな。

    オジオンやゲドが出てきたのか、個人的には嬉しかったです。

    魔法使いと魔女ってそんなに違うの? と思う。
    世代とか環境の問題なんだろうけど。
    そういうのは差別だ!と思う世代なので。

    振り返ると、シリーズ1巻が一番面白かった。
    2巻もまぁ面白かったけど。
    3巻も面白かったか。
    やはり年数があきすぎていて、作者のいろんなものが変化しているというのが
    大きいのかも知れない。

  • 外伝を先に読むとよいという情報を得て,読んでみました。

    「カワウソ」と「地の骨」が好きだ・・・。

    「カワウソ」は前半はすごくハラハラ冒険活劇です。
    アニエブの村に戻るところは泣ける・・・。
    でも,女だけの島だったはずのロークが,どうして男だけの
    魔法使いの学院になったのか,その謎はとかれていないですな。

    「地の骨」
    沈黙のオジオンのお話。
    これも,最後が泣ける。
    すごく好きなお話です。

    「トンボ」
    竜と人のお話。つまり,TEHANUとの関わり・・・?

    それから,まえがきの最後の行が好きです。
    「竜がなにもであるかなど,誰にも説明できない」

  • ゲド戦記、ファンタジーを極めたい方に是非読んでもらいたい一冊。

  • オジオンと師匠の話「地の骨」がすばらしい。

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