スカイラー通り19番地 (カニグズバーグ作品集)

制作 : E.L. Konigsburg  金原 瑞人 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 56
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155747

感想・レビュー・書評

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  • こちらもしばらく前に読了。実はカニグズバーグを読んだことがなかったので、手始めに。
    軽妙でユーモアを感じる文章は、ファンが多いのもわかるなぁと思う。芯を感じる文章は、けっこう好き。ちょっと気になったのは、どうしても勧善懲悪の図式へとむかってしまう点。塔に起こったアクシデントに共感しつつ、でも、そういう「芸術」を強調する姿勢には、最後までどこか違和感を覚えたままだった。
    はじめと終わりを合わせて読むと、そういう「時代」を描き出したかったのかなと思ったりもするのだけど、でも本筋を読んでいるときはあまりそういう色を感じなかった。それとも、アメリカの子が読んだらそういうふうに思うのかしら。

  • 1979年の『影』で「バートとレイ ウィリアムの話」を書いて、この話を書いて、そして2007年に『ムーンレディの記憶』を書いたカニグスバーグ。
    20数年まえに書いたエピソードをふくらませて2作。その間に大事に温めていたのか、思い出したのか(これはなさそうだな)、気になる。
    スカイラー通りのあるエピファニーは『ティーパーティーの謎』に出てくるあのエピファニー高校のあるところ?
    主人公マーガレットがおじさんたちの「塔」を守るために助けを求めたのはあのシボイガン芸術研究所のピーター・ヴァンダーワールとアメディオの母になる予定のロレッタ・ベヴィアクア、そしてマーガレットが恋していたジェイコブ・カプラン。
    こういう仕掛けはわくわくする。

  • 子どもの時代にもっと自分らしさを大切に思えていたら・・・と思う。今だからわかるのだろうけれど。

    マーガレットのような気持ちを自分も持っている気がするのに、今はナイロン糸の糸巻みたいにきつきつに巻かれている自分に気づくこともある。
    らくになるためにいっぱい手放してしまったから。

    カニグスバーグの作品の中には、私にとって忘れちゃいけないものが沢山つまってる。

  • 主人公とおじさんたちがものすごく好きです

  • サマーキャンプ仲間にいじめられようが、型にはめて理解しようとする大人達の口撃にも感情的にならず、どこか1歩引いて冷めているような、でも自分にとって大切なことは何か?をしっかり持っている女の子マーガレット・ローズ。無理解な大人達への彼女の返答は「できればしたくない」
    そんなマーガレットを大切に慈しむふたりのおじさん。頑固でいつも言い合いばかりしているけどユーモアたっぷり、といったいわゆるキャラの立った個性の強い登場人物たちが織りなす「思い出の大切な塔」をめぐる物語。
    それぞれがバラバラに動いていた人物が徐々に塔を中心に関係を深めていく過程は驚きです。もうページの残りも少ないのにどんな結末になるんだろうと最後までイッキ読みでした。
    カニグズバーグの他の作品も楽しみです。

  • 少年少女のときに遊んだ人や仲良かった親戚と、現代ではどのぐらい会いますか。僕はまったく会うことはありません。いま考えるとひどく悲しい出来事です。郷愁と懐古。時代。子供時代。もしタイム・マシーンがあるならば・・・。

  • 女の子たちが加勢に来た時は,おもわずにやりとしてしまった。

  • ここにレビューを書きました。

    http://blog.goo.ne.jp/luar_28/e/8b5ab6084129714a6139c035b9223609

  • 8日初見。     

    タワーはせいぜいマーガレットの背丈くらいかと思ってた。意外と高いのね。     
    海外の携帯電話はまだ微妙なんだって。少なくとも、日本の程ではないらしい。流石、どうでも良いことに力を入れる日本だよね。それにしてはすぐ壊れるけど。

  • マーガレットの行動力と思いの強さがとても好き。淡い恋心を抱いたその可愛らしさが凄い良く出ていてとても好みですv
    塔を守るため、立ち上がった人達の物語。
    余談ですが、子供と叔父という設定で映画、「ウォルター少年と、夏の休日」が浮かんでくるのは私だけでしょうか?(笑)流れも設定も同じような気がします。まぁ、どっちも好きなんですがね!

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