川べのちいさなモグラ紳士

  • 岩波書店
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本棚登録 : 66
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001155754

感想・レビュー・書評

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  • フィリパ・ピアスには珍しい動物ファンタジー。
    英国の歴史をさらい直したい気持ちになる。
    モグラとベットの関係が素敵で、胸を締め付けられる。
    ラストのフランクリンのセリフも洒落ていて、不意打ちの涙が。

  • フィリパ・ピアスの比較的、最近の作品。
    まだ書いてるんだ~。
    この作品を書いたときが、84歳なんて
    すごすぎる!!
    それにしても、フィリパ・ピアスは
    ある人やものの立場に立って考えるということに
    長けている人だと思う。
    この作品はモグラの立場にたってよく書かれている。
    ピアス以外に誰がモグラの立場にたって
    物語を書こうとなんて思うだろう?
    この作品を読んでいると
    人間と同じように、モグラにはモグラの理屈があって、
    モグラにはモグラの考えと気持ちがあることを
    思い知らさせる。
    なんでも、自分のものさしで考えてはだめだってことだよね。

    モグラのセリフは、とても心に響くものばかりで
    さすが84歳の作家の作品だと思った。
    すごくいい作品。
    またいつか読み直したい。

  • 勝手で気難しくて誇り高いモグラ紳士。…格好いい。
    取っ付き難いけど物知りで実は誠実で友情に厚い。…めちゃくちゃ格好良い。

    子どもには大人が必要で、時には大人にも小さい友達が必要だったりする。
    お話に出てくる気難し屋たちが大好きだ。

著者プロフィール

1920-2006。イギリスの児童文学作家。『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)でカーネギー賞を受賞。短編の名手としても知られ、「二十世紀の児童文学作家の中でもっとも優れ、もっとも愛された一人」と賞賛された。

「2018年 『コクルおばあさんとねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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