クローディアの秘密・ほんとうはひとつの話 (カニグズバーグ作品集 1)
- 岩波書店 (2001年12月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001155914
感想・レビュー・書評
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メトロポリタン美術館に行くので、そのまえに
思ったよりも惹き込まれなかった。好きなジャンルなはずなのにな。
でも美術館に家出っていうテーマ自体がわくわくしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クローディアと弟のジェイミーが家出し美術館に隠れてミケランジェロの天使の彫像と出会い、そこから素敵な出会いと出来事に遭遇します。
ほんとうのひとつの話は短編もの。
大人が読んでもとても楽しいものでした。 -
さすが!と思った1冊。
家出をしたクローディアは、家に帰るからには「違った自分」にならないと帰れないと思います。
どうしたら、「違った自分」になれるのか。
それは、「秘密をもつこと」
秘密をもつということは、「わたしだけが知っている」ということ。
「わたし」という存在の独自性を証明すること。
アイデンティティの確率と深く関わること。
難しい説明だけど、10代の頃「親に内緒」をもつ甘美な気持ちを思い出します。
もう1編「ほんとうはひとつの話」もムムッ!とさせます。 -
小学校高学年のときかな?母親が選んで買ってくれた本。
家出→メトロポリタン美術館に潜伏 というシチュエーションだけでもう興奮。何度も読み返した大好きな作品。クールなクローディアにあこがれたもんでっす。
大人が読んでも楽しめる上質な児童文学のひとつ。