地下脈系 (世界の青春ノベルズ)

  • 岩波書店 (1998年6月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (266ページ) / ISBN・EAN: 9784001156201

みんなの感想まとめ

物語は、複雑な家庭環境を持つ少年トリスと孤児院に住む少女ウィノーラの出会いから始まります。二人はそれぞれの心に抱える空洞を共鳴させながら、さまざまな困難に立ち向かう姿が描かれています。特に、トリスが母...

感想・レビュー・書評

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  • 母親が出て行った男の子トリスが、近所の孤児院に住む女の子ウィノーラと出会い、大変な事件を経験して成長する物語。壊れた家族を持つウィノーラに、自分も母がいない空洞を抱えたトリスが共鳴する。複雑な家庭環境の子が、葛藤を抱えながらも現実を受け入れタフに生きる姿がすがすがしい。

  • 子どもの内面の成長を、空想世界と現実を織り交ぜながら描く。地下脈というのが馴染みがないが、季節の気候さによって自然に作られるトンネルのようなもので、崩落することがあるようです。様々な伏線があり、面白い。訳のせいか、空想や心の内側の言葉が頻繁に出てきて読みにくいが、読後感は良いと思う。
    読書に慣れた中学生以上に。

  • 自分の親が完全な人間じゃないってことくらい、わかってる。
    親に見切りをつけられる年齢。
    親は親だし、自分は自分。
    けど、次の瞬間にはあるべき親の姿を心に描いてしまう、差し伸べられるべき手を期待してしまう。

    自分はどこに立っていればいい?
    ケース1:トリス。
    ケース2:ウィノーラ。

    親を客観視できるようになったお年頃の少年少女が読むとよろし。はじめ1/3は、正直とろとろ進むのでとにかく頑張って読みませう。すべては後半の面白いとこにつなぐための前ふりです。

  • 自分の事が見えてないと、人のことも見えない。
    人のことが見えないぐらい余裕がないと、自分の事もやっぱり見えない。

    人を通して自分を見て、自分を通して人を見る。

    自分の中の友達、もう一人の自分は、それを行うために創り出したものだったのかもしれない。

    主人公だけではない、このお話の登場人物、すべてが、自分と、他人を、きちんと見ることに四苦八苦して、一生懸命もがいている様に思えた。


    やっぱり人間、一人では生きていけない。

  • やせっぽちでちょっと臆病な少年トリス.ある日,学校からの帰り路で
    謎めいた女の子ウィノーラに出会ってから,危険なゲームが始まった-
    草地の下に,うつろなトンネルが,秘密の通路のように侵食して広がる
    不思議な自然を舞台に,自分たちの本当の居場所をもとめる子どもたち
    の心の成長をミステリアスに描く

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