地下脈系 (世界の青春ノベルズ)

著者 : マーガレット・マーヒー 青木由紀子

• 岩波書店 (1998年6月25日発売)

感想・レビュー・書評

[kijiさんの感想 · 2022年9月4日]

母親が出て行った男の子トリスが、近所の孤児院に住む女の子ウィノーラと出会い、大変な事件を経験して成長する物語。壊れた家族を持つウィノーラに、自分も母がいない空洞を抱えたトリスが共鳴する。複雑な家庭環境の子が、葛藤を抱えながらも現実を受け入れタフに生きる姿がすがすがしい。

[sweetcakeさんの感想 · 2007年9月26日]

やせっぽちでちょっと臆病な少年トリス．ある日，学校からの帰り路で
謎めいた女の子ウィノーラに出会ってから，危険なゲームが始まった-
草地の下に，うつろなトンネルが，秘密の通路のように侵食して広がる
不思議な自然を舞台に，自分たちの本当の居場所をもとめる子どもたち
の心の成長をミステリアスに描く

著者プロフィール

マーガレット・マーヒー

「1984年 『魔法使いのチョコレート・ケーキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」