くじらの歌

制作 : 下田 昌克  母袋 夏生 
  • 岩波書店
2.71
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  • 本棚登録 :50
  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001156409

作品紹介・あらすじ

おじいちゃんは、ぼくの最高の友だち。国際アンデルセン賞作家オルレブのとびっきりあったかい物語。

感想・レビュー・書評

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  • 古い道具とのかかわりや職人肌の人々とのかかわりは素敵だった。おじいちゃんが刀とぎに行く部分もよかったよね。それに対して、肉を食べに行くところはよくわからなかった。後半の夢の話ももうひとつだった。夢は夢だとまだいいのだけれど、現実につながってるという・・・よくこなれてないかな。

  • 想像力があれば、どこへでも行けるし、なんでもできる。

  • アメリカの少年が、おじいちゃんのいるイスラエルに引っ越して交流するファンタジー。
    ろくに友達も作れないつまらない日常から、お金持ちで元骨董屋で素敵な古いもののあふれた広い家で家政婦さんと暮らすおじいちゃん(不思議な力まで持っている)のいる非日常へ。
    面白い児童書の王道をいく設定なのにまったくときめかない。

    倫理が合わないんだと思う。
    たとえば菜食主義者のおじいちゃんの言い分が、「人として命を食べるべきじゃない」。
    こういうのを見るたびにじゃあ野菜や微生物はいいのかよと思う。
    「豚は家畜だからいいけどイルカは可愛いからダメ」みたいな幼稚な発想だ。
    しかも「だから精肉業はやめるべき」って短絡的すぎ。
    その人の好みならばありだけど、他者に強要できるほどの論理はない。
    論理がないから相手を説き伏せるのではなく、遺産をちらつかせたり、悪夢で深層心理に脅しをかける。最悪。
    ちなみにこの夢は「千と千尋の神隠し」の親御さん風。

    そもそも主人公一家が引っ越す理由が、おじいちゃんと不仲の父親が、そのうち遺産になる財産を見張るためだし。
    おじいさんはおじいさんで、遺産相続の遺言で息子の人生を買おうとするし、自分の意に染まない行動をする家政婦(「公認の人」)に「おしおき」をしようとする。
    そんな風に他人に自分のやりかたを押し付けておいて、お前は自分のやり方を押し付けすぎると家政婦を非難する。
    いやそれお前だから。
    独善的なおじいさんというキャラクターならばありだけど、いいおじいさんとして描かれているからすごく気持ち悪い。

    徹頭徹尾ないがしろにされるマダム・シボニエがひたすらかわいそう。
    (でもマダムはマダムでキャラぶれまくり)
    マダムの仕事をあっさり外注で解決する無神経さも嫌。

    輪廻転生についての語りは意味がわからない。
    輪廻を信じるなら、あの結末は輪廻を止める(というか私の感覚だと「成仏を阻む」)ものになってしまうのではないか。

    なにもかも納得いかない。


    絵も中身と同様に尻すぼみ。
    表紙は素敵だけど中身は想像力を刺激しない。


    良かったのは、骨董を扱ってきたおじいさんが、孫と話していて自分の思い出ももう骨董の古さなんだと気づくところ。
    そこだけ。

  • お説教が増井部分が辛かった。このサイトが読書記録簿として使えるかどうか試すためにもここに置いてみます。

  • 大金持ちのおじいちゃんの
    遺産相続と
    恋人?の家政婦さんと

    おじいちゃんは夢にほかの人を連れて行く能力がある

    っていう話

    う~~~ん
    これは児童書・・?

    動物のレストランでお父さんやお母さんが丸焼きで食べられる夢は悪趣味(こわい)
    Gが襲ってくる夢も超悪趣味><(挿絵はいらない)

  • ★P.N ガブガブーブ さんのおすすめコメント★

    ぼくとおじいちゃんは夢の世界へ冒険するのさ!
    ふしぎな夢の世界へご招待。
    心温まる物語と挿絵に想像力の大切さを感じられる作品です。

    OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=9000781695

  • 家族ともにアメリカからイスラエルに引っ越してきたミハエル。それは、年老いたおじいちゃんと暮らすためでした。同世代の友だちはいないけれど、手仕事をする大人たちとは友だちになれるミハエル。そんなミハエルにとって、大きな屋敷に住み「ホンモノの魂」のある道具たちに囲まれ、自分でなんでもできるだけ直して暮らすおじいちゃんは最高の友だちでした。しかし、おじいちゃんにはもっと素敵な秘密がありました…

    前半、9歳児でありながら大人びたミハエルを街の職人たちが暖かく受け入れている様子、そしてその職人たちと別れて寂しいミハエルをまたまた素敵なおじいちゃんが受け入れ…となかなか良い流れ。しかし、この「親に理解されない子どもを老人世代が受け入れる」という物語も、もはや昨今の急激な格差社会には受け入れられ難いかもしれません。何せ、今の社会を作り上げたのはこの老人たちなのだから。

    そんな時代を作者は見越したのか、途中からこの作品はいきなりファンタジーになります。おじいちゃんの秘められと力、その力は人々を癒し、そして次の世代に受け継がれるものでした。

    この作品は、もしかしたら現代の世代間の隔絶をどのように埋めるか、その道標を描こうとしたのかもしれません。そう考えると、不可解な物語の流れにも少し合点のいくところがありますし、その姿勢はこれまでの児童小説ではなかなか見られなかった様に思います。しかし、児童小説として見ると、残念ながらそこまで子どもたちに感じさせるような深みは無いように思いました。まぁ、全然読み方が間違ってるのかもしれませんが…

  • 前半と後半のイメージが違う。大人の事情をうまく言いくるめて隠してある。老人と少年という構図はよいが、そこに唐突に夢の話を絡めてくる。読み始めはユダヤ人=リアリズムな物語だと思っていたので、ファンタジーな話とわかって、なんだか拍子抜け。くじらの夢などきれいな場面もあり、よかったところもあるけれど、正直微妙なところです。本文の挿し絵も拍車をかけてる気がする。人物の描かれ方がファンタジーな話に合っていないような。

  • ちょっと不思議なお話でした。

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