金色の髪のお姫さま チェコの昔話集

  • 岩波書店 (2012年11月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784001156577

みんなの感想まとめ

多様なチェコの昔話を集めた本は、独特の展開やオチが魅力です。児童向けに加工されていないため、物語には生々しい要素があり、読者を引き込む力があります。特に、知っている話が多く含まれており、文化的なつなが...

感想・レビュー・書評

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  • 手に取る機会があって読んだ。

    火の鳥とキツネのリシカ
    オテサーネク
    小なべや、おかゆを煮ておくれ
    ものしりじいさんの三本の金色の髪
    金色の髪のお姫さま
    のっぽ、ふとっちょ、千里眼
    イタチの王さま
    三人の糸つむぎのおばあさん
    ララーシュとシェテック
    この世に死があってよかった
    知恵と幸運
    いじわるな妖精
    イェルカとヤギ
    訳者あとがき

    ページの上下に花と蔦のプリントがあり、重厚感漂う絵が添えられている、ずっしりした本。
    文字も小さめだなぁと読み始めましたが、昔話の強い引力を感じて、わりとさくさく読めました。
    子どもの頃は、王子さまとお姫さまに無条件で憧れていたものだけれど、それが変わったのはいつだったろう?なんて、ぼんやり思ったりして。
    「おいしいおかゆ」の話に似てるな、美しい妖精は男を盲目にするという意味か、骸骨がこわいけど死は必要なものだな……、などなど、読みながらいろいろ考えてしまうこともありました。

  • チェコの昔話を集めたきれいな本。
    えええそれでいいの!?っていうオチや展開は児童向け加工少なめで、なまっぽさが楽しい。

    知っている話がけっこう入っているのはお話集で読んだのか他と通じる型があるのか。
    12や3という数字や「黒い海」「命の水と死の水」などが繰り返し出てくる。
    交易路にはお話が集まって形を変え、また各地に広がっていくって話を京極堂で読んだ。チェコもそういう場所だろうか。

    写真を加工したみたいな遠近感の絵がすごい。
    服を見るのが楽しい。家や内装や食事を見るのも楽しい。
    ポーランドとか中東欧なイメージの服はスラブ系なのかな。

  • これはチェコのお話です。あるお話にとてもよく似ている13話の短編集です。どんなお話なのかはよんでみてからのお楽しみです。

  • アルトゥシ・シャイネルの挿絵が素晴らしく美しいチェコの昔話集。
    どこかで聞いたことがある話が多いなと思っていたら、映画化された話もあると後書きで知って納得した。
    何となく、他人に優しくふるまう・人から受けた親切をどう受け止めるかというところに重点が置かれた話が多いような気がする。
    こういう昔話ならではの不思議な伝承の世界観は大好き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「どう受け止めるかというところに重点が」
      確かに昔話って、不条理な話もあるけど、正直者が幸せを得るパターンが多いですよね。。。
      「どう受け止めるかというところに重点が」
      確かに昔話って、不条理な話もあるけど、正直者が幸せを得るパターンが多いですよね。。。
      2013/01/21
  • アルトゥシ・シャイネルは「ユーゲントシュティルと絵本画家たち」で紹介されているようですね。
    http://www.kodomo.go.jp/gallery/jugendstil/index.html

    このタイトルになった「金色の髪のお姫さま」は、ヘルミーナ・ティールロヴァーの人形アニメーションにあったような。。。
    勿論「オテサーネク」はシュヴァンクマイエルが映画化していましたね。

    岩波書店のPR
    「動物たちのことばがわかる不思議な力を持つ若者が、美しい姫を手に入れるまでの冒険を描いた表題作のほか、子ども代わりに育てた木の根がとんでもない成長をとげる「オテサーネク」、ニワトリの国を治めることになった「イタチの王さま」など、チェコの代表的な昔話13編を収録。繊細なカラー挿絵で楽しむ不思議な伝承の世界。」

  • 小学生の時の学級文庫でザ・トラウマだった火の鳥の話がてっぺんに載っててカンドーしました。哀れ、みじん切り王子

    類話:日本昔ばなし→太郎・二郎・三郎(三又の道を歩くところなど),シシ取り太郎
    オズの魔法使い 逃げるパン坊や

    3人組の話は、和洋問わずよくありますが何故でしょう。2人じゃ物足りないし、4人じゃわちゃわちゃして且つコミュニケーションも上手くいきそうだし、3人だとどうしても人間関係に歪みがでるからかな?

    無理難題をクリアして、綺麗なお嫁さんを貰うor玉の輿婚する話も西洋よくある
    それを鑑みると、無理難題をクリアしてお嫁さんを取り返すっていう、絵姿女房はかなりのイレギュラーなような気がするー(近現代になって、できた話?もしくは、バッドエンドだったような気がするけど…

  • 挿絵イラストがクラシカル

  • チェコに伝わる昔話集。なんだか、へんてこな話が多かったです。殺されたり、丸呑みされたり、目玉くり抜かれてたり。あんまり、努力しないのに周りの助けで王様やお姫さまになれたり。「知恵と幸運」の話を見ていると最後は運かもしれない。ほら吹き男爵を思い出させるお話もあったんだけど、昔話だから地方によって似た話がいっぱいあるのかもしれませんね。挿絵が美麗でした。チェコだからかミュシャを思い出します。ほんと、きれい。

  • チェコの昔話。挿絵も外国な感じですてきでした。
    死神を捕まえて、みんな死ななくなって大変困る話が面白かった。

  • ヨーロッパだし、オーストリア支配もあった国だから、グリムとほとんど同じ話もたくさんある(「小なべや、おかゆを煮ておくれ」、「三人の糸つむぎのおばあさん」、「火の鳥とキツネのリシカ」など)。
    似てるけれどちょっと違う話(「イェルカとヤギ」)もある。
    表題作も「なんでも見える鏡」や「くつやのドラテフカ」に似ている。
    純粋にチェコだな、と感じるのはシュヴァンクマイエルの映画化がキョーレツだった「オテサーネク」、被支配の苦難を描く「イタチの王さま」、天邪鬼のような座敷わらしのような小鬼が出てくる「ララーシュとシュテック」など。
    シャイネルの絵が素晴らしく、布張りの原書がほしいものだと思う。
    こういう絵は日本人には描けない。今のヨーロッパ人も無理かも。クリムトの絵みたいな絢爛豪華な美しさ。

  • 2013年2月5日読了。

  • チェコの昔話、なのですが、似たような話を読んだ事があるのも
    この国だったのか! と思う話も。

    とりあえず、最初の『火の鳥~』の第三王子は
    馬鹿ですか? と聞きたくなるような男かと。
    人の忠告を聞かない…というよりも、見かけばかり気にしているような
    そんな印象も受けます。
    まぁ王族ですから、見た目やら何やらの兼ね合いがあると思えば
    読んでいる方としては許せますが…忠告した側にすれば馬鹿としか。

    男もそうですが、女の話…全体に?
    棚ぼた、もしくは誰かがどうにかするのを待っているだけ、のような気も。

  • 動物たちのことばがわかる不思議な力を持つ若者が、美しい金色の髪のお姫さまをお妃にするまでの冒険を描いた表題作のほか、チェコのふしぎな伝承の世界を描いた民話全13編を収録。

  • 昔話集。

    挿絵がステキ。ページのデザインも凝ってます。

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著者プロフィール

編  カレル・ヤロミール・エルベン (Karel Jaromír Erben)
  1811年、プラハ北東部ミレティーン生まれ。作家であり、詩人であり、民俗学者。同時代、グリム兄弟がドイツの民話を収集したように、エルベンはボヘミア地方で民話・民謡・詩・なぞなぞ・ことわざなど、多岐にわたるチェコ語の資料を収集しました。

「2017年 『命の水 チェコの民話集 チェコの民話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カレル・ヤロミール・エルベンの作品

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