星の王子さま―オリジナル版

制作 : Antoine de Saint‐Exup´ery  内藤 濯 
  • 岩波書店 (2000年3月10日発売)
4.08
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  • Amazon.co.jp ・本 (133ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001156768

作品紹介・あらすじ

世界中で愛読されている永遠の名作『星の王子さま』は、1943年にアメリカで出版された初版本と、戦後フランスで刊行されたガリマール社版とを比べると、挿絵の色調やタッチが微妙に異なっていました。サン=テグジュペリ生誕100年を記念して、作者が生前目にした唯一の版である米国版に基づいたオリジナル版をお届けします。

星の王子さま―オリジナル版の感想・レビュー・書評

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  • ちょっぴりわがままだけど、とても愛くるしい小さな王子さま。
    彼はいろんな星の人と出会って、いろんなことを学んでいく。
    たとえば人と待ち合わせする時のときめきや、大切な人と別れる時の切なさ、人と人との絆、
    星空を見上げた時の神秘的な気持ち…。
    「いちばんたいせつなことは、目に見えない」。

  • 星の王子さま サン テグジュペリ 内藤濯 訳 岩波書店

    気になることがあって何度目かの読み返しをしてみた
    しかしやっぱり背伸びした自分に酔っている作者と翻訳者が目に浮かんできてしまう
    手間隙をついやした分
    もったいなくなって執着してしまう過程を見せてくれる
    この作者と訳者は情という所有欲を愛だと勘違いしているように思えてならない

    それが原因で全体の筋が通らずに矛盾をはらんでしまっているようだ
    登場人物がすべて男だというのも異常だし
    女性を花に置き換えているのもペット扱いしているように思える
    そのためだろうか関わり過ぎて依存しあっている苦しみばかりが目立つ
    自分が思った分相手にも思い返して欲しいし
    できればそれ以上に思われたい
    そうでなければ未練がましく恨みがましくなってしまう

    そこには責任だの義務だのが発生してしまう
    他人を操ることは不可能だし失礼だということを乗り越えてしまう
    未来にとらわれているから過去を引きずっている

    かもめのジョナサンという本がブームになったことを思い出す
    軍属特有の男世界の小さなロマンが描かれている物語にしか見えないし
    「童話を超えた・・・」という思い上がりの繰り返しにも
    三島由紀夫的ナルシストの視野の狭さを感じてしまう

    どう贔屓目に読んでみても世間の評価についていけない
    この翻訳者の後書きを読むと尚のことむずがゆくなってくる
    原文で読めば又違った読み方ができるかもしれないけれど
    すでに幾つかの訳で読んだのでそれもあまり期待できない

    比較するのは申し訳ないけれど
    エンデの「モモ」は読むほどに深さを感じ取れるのに対して
    この物語ではその都度浅さを見つけ出してしまう

  • 泣けた。荒んだ心の自分でも感動できた。そのことに感動。いくつにも年をとってしまった人にも純粋無垢な子供の心を思い出させてくれる。そういう時期があったことを思い出させてくれる。
    物事の本質を見ることを教えてくれた。ありがとう。

  • 大人の矛盾に敏感になろう。

    うぬぼれ男も実業家、飲み助もみんなダメだ。

    大人は5000本ものバラの花畑を作ったって自分たちが欲しいものが分かっていない。

    本当に欲しいものは1本のバラの中にもあるものなのに。

  • 『星の王子さま』を描いた
    アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリは
    フランス人の飛行機乗り。

    「小さい頃に父から、
    星の王子さまを描いた人は
    飛行機に乗ったまま
    行方不明になって亡くなったんだよ」
    と聞いた時は、
    少しショックでした。


    作品を読んでいると、
    彼が葛藤の多い内面をもっていた
    事が痛いほど分かります。

    作家であり、飛行機乗り。
    かっこいいのに
    せつないです。

    久々に、
    星の王子様を読み返してみると
    友人、恋人、いろんな関係を
    包括していてとても面白い。

    王子様を泣かせてしまい、
    抱きかかえてあやすシーンが好きです。
    優しい気持ちになれます。

    また、わがままなバラの花と
    王子さまの関係には
    誰しもが恋人との事を
    重ね合わせて考えてしまうでしょう。


    『人間っていうものは、
    このたいせつなことを
    忘れているんだよ。

    だけど、あんたは、
    このことを忘れちゃいけない。
    めんどうみたあいてには、
    いつまでも責任があるんだ。

    まもらなけりゃいけないんだよ。
    バラの花との約束をね……』

    - サン=テグジュペリ 『星の王子さま』より

    やさしいまっすぐな心に
    打たれます。

  • 「さっきの秘密をいおうかね。なに、なんでもないことだよ。心でみなくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」

  • 大人になったからこそ読みたい1冊。永久保存。

  • 星の王子様
    全体を通して悲しげな雰囲気
    だけど別れを通して得るものの方が多いというメッセージを受けた

    それからこころに大切なものをひとつ持っている人は美しいということ
    子どもは自分の大切なものが分かっているが、大人は自分が何を探しているか分からなくなっているということ

    キツネの台詞を王子様が復唱しているシーンが印象的
    自分が時間を費やしたものには責任を持たなければならない
    約束を守らなければならない
    目先の忙しさに目が眩むと責任どころか約束すら放棄してしまうんだなと
    そんな大人にならないで欲しいと

  • 世界的に有名な超メルヘンファンタジーな話。
    小学生の頃に読んだときは、「全然面白くないなぁ~」と思ったんだったな。

    それから、学生になって、社会人になって、結婚して、子供産んで、いろんな経験と何十年の年月を重ねて、再読してみた。

    え?こんなにいい話だったっけ?
    昔は、単なる活字だけを追って読んでたのとは違って、心に響くものがあった。

    自分の子供が、ティーンエイジャーになって社会人になって、私に孫ができたとき、また読み返してみようと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「え?こんなにいい話だったっけ?」
      はい、とっても良い話です。
      そして読んだ時の心の有り様で、感想が変わりますよね。
      2013/04/04
  • なぜ、私が気になっていたのに何度も挫折して読まなかったのかわかりました。とにかく、難しい!奥が深い!
    絵本だど思ってたら、大間違い!
    これは、大人の為の本だわ!
    改めていろいろ考えさせられました。
    キツネの「とても簡単なんだ。心で見ないとよく見えない。大事なことは目には見えないってことさ」は頭に残ります。

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