ホビットの冒険 オリジナル版

  • 岩波書店 (2002年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784001156799

感想・レビュー・書評

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  • これは失敗しました。
    『指輪物語』やその周辺の作品は読んでいたのですが、これを後回しにしていたのは、いつか必ず読もうと思っていたし、その時には存分に楽しめると思ったからなのでした。
    ちょっと子ども向けと侮っていたのかもしれません。

    『指輪物語』はホビットだけではなく、エルフやドワーフなどほかの種族との冒険譚でしたが、これは『ホビットの冒険』です。
    「『指輪物語』のフロドは、旅が進むにつれて思索的になっていきましたが、基本的にホビットは素朴でのんきで愉快な種族です。
    この作品はきっと素朴でのんきで愉快な冒険の話だと思うじゃないですか。

    しかしこの冒険、ホビットはビルボただ一人ですが、ドワーフは13人もいるのです。力仕事は頼りになるとはいえ、やっぱり小人のドワーフ。
    しかも頑固で刹那的で感情的。
    あまり旅の友にはなりたくないのが13人!

    この、ドワーフの失われた宝物を探すたびに、魔法使いガンダルフのせいで巻き込まれたビルボが報われなさ過ぎて切ない。
    子どもだったら、旅がご褒美くらいに思って納得できるのかもしれませんが、一番小さくて一番力のないビルボが、いつも大きく後悔しながら全力でドワーフたちを救っていく。
    巻き込んだガンダルフはろくろく説明もしないうちに、他に大切な仕事があるから…と姿を消す。
    ガンダルフっていつもそう!

    なんでこんなにドワーフやガンダルフに腹を立てながら読んでいたかというと、ホビットが好きだからなのよ。
    地面の穴の中に住み心地の良い家を作り、おいしいご飯、ひなたぼっこ、たまには散歩。
    お気に入りの安楽椅子に座って吸うたばこ。
    ビルボの幸せはここにある。

    どんなに英雄とたたえられても、どんなにたんまりご褒美を差し出されても、ビルボが夢見るのは早く家に帰ること。
    身の丈にあったほんのポッチリの金と銀をもらって、親戚たちともめたり、近所の人たちからの信用を失ったり(ドワーフと旅をするってそういうこと)したけれど、ビルボは家に帰れて幸せだったのだ。
    ガンダルフ、罪なしと。

    本当は壮大な物語への賛辞を書くべきなのだろうけれど、ホビット愛が極まったばかりにこんな感想に…。
    いやはや、読む順番待ちがえたわい。

  • 夏休み中にホビット3部作を観たので、ホビットを再読中。
    いろいろ最高なファンタジー歴史書。

  • 脳内出血?で短期間入院していた10年程前に読了。
    癒されたのと、脳内活性化に役立った様な気がします。
    映画版の方もピータージャクソン3作とDVD版のエクステンデッド版を堪能しました。

    ホビットの前に指輪物語の3部作も制覇しているのですが、2022年からは、Amazon版指輪物語もスタートしましたので、こちらも愉しみです。

    ドラマ版は、全体で200時間の予定の様ですから、じっくりのんびり観ていきます。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711440

  • ゴルフィンブールの首をこん棒でうちおとした→ゴルフ
    トックの血すじとバギンズ家の血の相克?
    竜を倒してからも大変
    2つの大戦の影響

  • 絵本の読み聞かせも卒業。
    少しずつ自分で読書を始めた息子に、長編の冒険物を毎晩少しずつ読むことにした一冊。数年後には息子の愛読書となりました。

  • 指輪物語を読み始め、エルロンドの館での会議まで読み進めたところで、こっちを読まないと良く分からないなと読み始めた。
    指輪物語もそうだが、やはりあれほど有名なだけあって、世界観の練り込まれ方がすごい。読めば読むほど引き込まれる。話の展開もわかりやすいからか、途中で時間が空いても造作なく続きから読み始められるのが良かった。

  • 映画よりもふんわりした雰囲気だが、起こってることは壮大。

  • ファンタジー、物語という言葉がぴったりなお話。
    2018/10/7

  • 指輪物語と違ってスムーズな進行で読みやすい。
    ドワーフの名前が覚えられさえすれば

  • 皆んなで、力合わせて戦うのは、いいね

  • 「図書室の魔法」で一押しだった「指輪物語」に、再び挑戦しようかと思い、「ホビットの冒険」を読んでおくといいという話があったので、こちらから読んでみると、思ったよりずっと面白い。以前読んだ北欧神話と似たような雰囲気があり、中学生の頃楽しんだD&Dがこの世界観をそのままゲーム化しようとしていたことにあらためて気づいた。これは今度こそ、指輪物語読むしかないな。映画も見たし、今なら読めるかもしれない。

  • 映画も良かったが、やはり原作の方が面白い

  • 実際読んだのは、「岩波世界児童文学集」第6巻。伯母にプレゼントされた全集のなかでは、お気に入りの物語だった。一度は処分したが、再読したくなって全巻購入した。
    結末を全く覚えていなかった。竜が本当の脅威なのではなく、ドワーフやエルフや人間たちの欲望が一番の問題だった。
    ホビット庄への帰り道で、行きはこんなことがあったねと振り替えっているところが余韻を感じさせる。

  • 映画『ホビット』二作目までみて、原作読んでみた。トーリンのイメージがだいぶ違う。ので、映画の三作目(完結編)がどんな感じになるのか、楽しみ。しかし、映画二作目でキーリがタウリエル(映画オリキャラ)といい感じになってるのに、原作ではナレーションベースで戦死してる…のが超気になる。

  • 映画化されたと聞いて映画を見る前に読んでみた。
    ロードオブザリングは三部作見ていた為に読みながらスケールが小さいなぁ。と比べてしまっていたが予想外の展開に引き込まれて最後はなるほど!映画化された理由が納得!といった具合。ビルボの人柄に惹かれた。

  • いつ読んでも面白い。

  • 本当のところはこの本じゃなくて愛蔵版の方で読んだ
    トールキン特有の自作の文字が良く出来ていた。次の指輪物語につながるアイテムもいろいろ出てきた。

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著者プロフィール

(1892-1973)オックスフォード大学教授。言語・神話への豊富な知識を生かして創造された別世界ファンタジー『指輪物語』は世界中に熱狂的なファンを持つ。他に『ホビットの冒険』等がある。

「2022年 『終わらざりし物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

J.R.R.トールキンの作品

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