白いりゅう黒いりゅう 中国のたのしいお話 (岩波世界児童文学集)

  • 岩波書店 (2003年5月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (186ページ) / ISBN・EAN: 9784001157130

作品紹介・あらすじ

中国少数民族の雄大なお話。ペー族の表題作では木彫りのりゅうが動き出し、プーラン族の「天地のはじめ」では太陽が谷底に転げ落ち…。他に「くじゃくひめ」「九人のきょうだい」など。

みんなの感想まとめ

多民族国家中国の魅力を深く探求できる物語集で、各民族の独自の視点から描かれた民話が収められています。収録された物語は、伝承された文化や価値観を反映しつつ、時には裏切りや苦行といった辛辣な現実を描写して...

感想・レビュー・書評

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  • 中国という国でひとまとめにしていますが、タイやチベットなどのお話も。おもしろいお話を集めたあたり、全般的に読んでて飽きなかったです。シュナの旅で「犬になった王子」を知り、この本にたどり着きました。大人向けに書かれたお話を、児童用に分かりやすく書いた本とのことで、中身は裏切り、生活苦、苦行などけっこう辛辣な現実もありますが、かみ砕いた表現とユーモラスで、何とも童話のような愉快さも持ち合わせてるような。絵本といえば、の赤羽末吉さんの挿絵もほんわかします。

    「天地のはじめ」のグミヤーのお話は非常に興味深く、もしかしたらこんな神様がいたのかもしれない・・・ともうひとつの世界を見るようなリアルが感じられ、むぎのルーツやなぜ犬が関係しているのかを描いた「犬になった王子」も、チベットの起源が感じられるしっかりしたお話で好きです。
    派手さや演出のあるお話ではなく、地道なお話に目をつけた宮崎駿氏の感性はやはり鋭いというのか。シュナの旅のように膨らます想像力が、やはりすごいです。

  • 「たのしい」か? とちょっと首を傾げたくなるような感じの、ばらばら死体が続出し猟奇殺人がのほほんと起こる素敵な民話集です(笑)。
    中国、と銘打ってはいますが、漢族の民話が半分あるかないかで、主に収録されているのは西南民族の物語です。

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