やかまし村の子どもたち 新装版 (岩波世界児童文学集)

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001157185

感想・レビュー・書評

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  • 子どもがふつうに遊んだり学校に行ったりしているだけなんだけれどもなぜかおもしろい。子どもは不思議だ。
    やかまし村の子どもたちがこんなに楽しそうなのは、大人たちが子どもの遊びを制限しないから。藁の中で一晩寝ると言われても庭に変な小屋をたてはじめても見守っていられる度胸。
    私はやかまし村のおとなたちの物語も読んでみたい

  • これは読み返すたびに、新しい発見があるんだろうな…
    スウェーデンの農村に暮らす6人の子らの日常。
    とりわけてたいへんな事件が起こるわけではないけど…
    だからこそ、些細な事が新鮮に感じられてなりません。

    全編、子どもの視線で描かれています。
    でも、透けて見えてくるのが、大人が
    それぞれに子どもを深く思いやっている…ってこと。
    この物語の最後はこんなふうに語られます…

    -夏だって、冬だって、秋だって、
     いつもたのしいことがあります。
     ああ、わたしたちは、
     なんてたのしいことでしょう。

    こんなふうに子どもに思われる
    世の中にしてゆくのが大人のつとめなんだろうな…
    う~む…深く反省しなきゃいけません。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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