名探偵カッレ 危険な夏の島 (リンドグレーン・コレクション)

  • 岩波書店
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本棚登録 : 45
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001157390

作品紹介・あらすじ

地主館の殺人事件から一年あまり。今年もまた楽しい夏休みがやってきた。夜中の城跡で、赤バラ軍と命がけの合戦をくりひろげたあと、カッレたちは、若い大学教授とその5歳の息子ラスムスが過ごす夏の家に怪しい男たちが忍び込むのを目撃する。誘拐犯たちの目的は何なのか……⁉ 白バラ軍3人が夏の島で大冒険! 堂々のシリーズ最終作。

感想・レビュー・書評

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  • 前回の『地主館の罠』も、こりゃおだやかでないわと思ったけど、今回はまたほんとに危険でした!
    まさかまさかの銃で打たれる人が出ちゃうだなんて

  • これで終わっちゃうのが悲しいから、4巻も出てほしい

  • 名作だけどなかなか読んでもらえないカッレくん。
    この新訳なら今の子も読んでくれそう。
    いや、絶対読んでほしい。

  • 相も変わらずバラ戦争に精を出す子どもたち。彼らは、夜の古城での闘いを「長剣の夜」と呼び、血を流すことも恐れない。マジな命の危険に晒されても、バラ戦争で鍛えた心と身体で見事に事態を打開する。

    ああ、なんて生き生きとしているんだろう!物凄く憧れる。これほど充実した日々を、自分も子どもをやってる頃に過ごしてみたかった。

    本編の方は、今回は舞台となるのがリルチューピンの街から遠く離れた小島なものだから、赤バラの3人やビョルク巡査、子どもたちのご両親といった、これまで親しんできた人々は最小限の役割しか与えられていない。それが、ちょっと物足りない。

    また、カッレたちの活躍は目覚ましいものがあるけれど、偉大な名探偵ブロムクヴィストの灰色の脳細胞が活かされる場面があまり無かったことも、少し残念。カッレ三部作の中でも、この3巻目は特に、冒険活劇の色合いが強くて。だからといって、つまらないわけじゃないのは嬉しい。探偵が探偵らしいことをしていない探偵モノもアリよね。

    ところで、作中では、カッレの中の名探偵ブロムクヴィストが鳴りをひそめつつあると語られている。カッレが、分別ある大人へと成長しているところだから。

    …それって、すごく複雑。若者の成長は喜ばしいことのはずなのに、カッレたちが物分かりの良い、バラ戦争なぞには興味を示さないどころか、そんなものは野蛮なお遊びと考えるような良い子ちゃんになってしまったら、もう、彼らの物語をわくわくしながら読むことはできないだろうし。とすると、カッレの物語が3巻で終わるのは、ベストなタイミングだと思える。大人の階段を昇りきってしまう前に、カッレたちの物語は幕を閉じなければならない。

    それでも、もうカッレたちに会えないと思うと、胸にぽっかりと穴があいたような気持ちになる。本当に、堪らなく寂しい。

  • 菱木さん改訳の名探偵カッレくんシリーズの最後の冒険です。最初に読んだ時と同じくらいドキドキしながら読み終えました。
    確かに今の時代の子どもなら、携帯電話があればすぐになんとかなるかもしれないけど、もしなかったら彼らと同じような機転が働くのだろうか・・・
    ニッケを本当の悪者に書かないところが今回心にしみました。ラスムスのお友達ですもんね。白バラ軍に加えてもらって早速大活躍のラスムスくん、良かったね。

  • 最後は大人に頼らないと、というのが少年ものの限界だが、一気なのは確か。

  • カッレ、エヴァロッタ、アンデッシュの3人は白バラ軍として赤バラ軍のシックステンたち3人と「聖像」をめぐる戦争をしていた。6人ともこのバラ戦争が気に入って、夏の間の定番の遊びとなっていた。ある夜、古城で赤バラと対決した帰り道、白バラ軍は怪しい車を目撃する。「名探偵」として事件を解決したことのあるカッレたちがその車を見張っていると、なんと悪党たちは有名な科学者とその息子のラスムスを誘拐しようとしていた!
    手に汗握る誘拐犯との攻防!カッレたちは無事に悪党たちを出し抜いて人質を救出できるのか、ハラハラしながら最後まで目が離せない物語。スウェーデンの国民的作家リンドグレーンの大人気探偵小説の新訳。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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