はじめてのおてつだい (せかいのどうわシリーズ)

  • 岩波書店 (1979年5月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (94ページ) / ISBN・EAN: 9784001159639

みんなの感想まとめ

子どもたちの成長や空想の楽しさを描いた二つの心温まる物語が収められています。最初の話では、少しひねくれたメアリーが傘の柄についたアヒルの助けを受けながら、おばあさんのおつかいを無事に達成します。この過...

感想・レビュー・書評

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  • 8歳8か月の娘へ

  • おばあさんのお手伝いをするメアリーとマッジのお話2つ。


    「メアリーとかさの木よう日」

    買い物の途中、傘の柄についたアヒルが何かとピンチを救ってくれるという不思議なお話。

    もしかしたらメアリーの空想かもしれないし、そうじゃないかもしれない。空想を楽しむことができる子どもの可愛らしさが存分に描かれている。


    「ちいさいおてつだいさん」

    マッジがおばあさんを意気込んで手伝いはじめるのだけど、失敗ばかり。

    どんなお手伝いをしようとしてもうまくできなくて、結局おばあさんに手伝ってもらうことになるし、おばあさんの一番大切にしていたコップも割ってしまう。

    でもおばあさんは決して怒らないし、マッジが自信をなくしてしまうようなことは言わない。「あたし、もう、かえります。」と言ったマッジに、「そうかい。じゃ、つぎの土よう日までのおわかれだね。」と言ったおばあさんの優しさったら。こういう大人が子どもには必要なんだと、自分の子どもへの接し方を見つめ直させてくれた。

    「ほんと? ほんとに…、また…?」
    「ええ、まってますよ。」
    「そうとも、」と、ハンブルおじいさんもいいました。「まっとるよ。」

    マッジはこの後うちに帰ってじゃがいもの皮をむく。さっきおばあさんの家でうまくできなかった皮むきが、今度はできるようになった。子どもはこうやって失敗しながら上手になっていく。大人はその失敗を優しく温かく受け止めていけばいい。そうすれば子どもはまたチャレンジしようと思えるんだから。

  • 1つ目のおはなし、「メアリーとかさの木曜日」では、ちょっとひねくれたメアリーがおばあちゃんのおつかいに出掛けます。行く先々で善意の大人たちに助けられ、厄介に思っていた傘にも助けられ、無事にミッションを達成します。
    2つ目のおはなし、「ちいさいおてつだいさん」では、人の(お隣のおじいさん、おばあさん)の役に立ちたい思い、役に立って喜んでもらった嬉しさ、そんな気持ちって相手にちゃんと伝わるものなんだなぁ、とか、失敗ばかりしていたのに受け入れてもらえた喜び、などが説明なしにマッジとおばあちゃんのやりとりだけで読者に伝わってきます。胸が暖かさに包まれる読後感です。

  • 手にする機会があって読んだ。

    その一 メアリーとかさの木よう日
    そのニ ちいさいおてつだいさん

    ふるくさい感じだけれど、ふるくない感じ。
    その一
    メアリーが、かぜをひいた大おばさんのかわりに、おつかいに出掛けます。
    あひるの頭が えについたかさは、おつかいの先々でメアリーを助けてくれます。
    「大おばさんの傘は別にあって、この魔法の傘は消えちゃうんじゃ?」なとど考えていましたが、違いました。
    わくわくする木曜日のおはなしです。
    そのニ
    マッジは、お母さんにしかられてばかりで、おもしろくありません。
    テレビで少年少女が世の中のために働いている姿を見て、自分もおとなりのハンブルおじいさんとハンブルおばあさんを手伝おうと思いつきました。
    ままならなくてはがゆい気持ちが描かれています。
    こんなに失敗したら、私だったら泣いて帰ってきてるだろうと思いました。
    大人の気持ちで読んでいると、恥じ入るような失敗で、茫然自失・自信喪失だと思います。
    それでも、今持っているものをきちんと活かすこと、世代間の交流があたたかいこと、はとてもいいと思いました。
    土曜日のおはなしです。

  • 幼年文学。二つのお話が入っています。主人公はどちらも女の子。学校にあったのはとっても古い本で皆手には撮らないけれど、内容はとても良かった。二つとも、子どもにとって信頼出来る大人が出てきます。うちの娘は絵も好きだそう。今でも発売されているので新しく買い替えたい一冊。

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