創作物語。
「こぎつねルーファスのぼうけん」の続きの話。
「こぎつねルーファスとシンデレラ」
ある夜、あなぐまとうさんにつれられてルーファスとビルとボニーは人間のお祭りに行きます。もう止まったメリーゴーランドも、アナグマ父さんが口笛を吹くと回り出します。そこでルーファスたちが乗っていると、白ウサギとそれをねらう赤ギツネも乗ってきます。父さんがメリーゴーランドを早く回し、赤ギツネがしがみついている間に、ルーファスたちは白ウサギを家まで送ってあげます。白ウサギはガラスの靴を無くしてしまっていて、シンデレラだったということが分かります。そのあとルーファスたちはお祭りでお土産を買い、シンデレラの靴も見つけてあとで届けてあげます。
「こぎつねルーファスと一角獣」
ルーファスが蜂の巣のかけらを採っていると、動物たちに森の王一角獣に捕らわれてしまうよと言われます。その後ルーファスは一角獣の子どもと出会い、そのお父さんが人間に捕らわれていることを知ります。ルーファスはおじさんの赤ギツネから森の鍵をかり、捕らわれた一角獣を助けに行きます。森の鍵を使って見事に助け出すことができ、一角獣親子は月へと帰っていきます。
1作目よりもさらにファンタジー要素が強くなっていて、不思議な話が好きな子に薦めたい。短編が2作入っているので読みやすい。挿絵は白黒の線画で、数ページに1枚入っている。文章は縦書き。