さかさ町

  • 岩波書店
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001160000

作品紹介・あらすじ

リッキーとアンは、おじいちゃんの家にいくとちゅう、見知らぬ町で一日をすごすことになりました。その町の名まえは"さかさ町"いったい、どんなところなのでしょう??

感想・レビュー・書評

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  • すべてのことが逆さま。

    子どもが働いて大人は
    遊び、

    お店にいけば物だけで
    なくお金も貰える。

    看板の文字は逆さまに
    書かれ、

    家まで逆さまに建って
    ます。

    明るいポーチでの昼寝
    には、

    照らした先を暗くする
    懐中電灯否、懐中消灯。

    このお話、ただ面白い
    だけでなく、

    常識を疑ってみること
    を諭してくれます。

    挿絵は大好きなルイス
    スロボドスキン♡

  • これも絵本だと思ったら児童書だった。
    これ、大人が読むと凄くなるほどなー!!と思うことが沢山!
    デパートで必要な物を買う?と品物とその品物の代金がもらえる。
    商品を作った人がお金を払ってデパートに置いてもらう。
    その商品を作った人も必要な物を買ってお金をもらうから、お金が循環する。
    勉強も古いところからじゃなくて新しい結果から習って、なぜそうなったのか理由を勉強していく。
    突然全部を変える訳にはいかないけど、ハッとさせれることの多い学びのある本だった。

  • 「教養は児童書で学べ」でお勧めされていた1冊。
    16年の読書感想文課題図書だったようです。

    なんでも、さかさになるさかさ町。
    大人の硬い頭で読むより子どもが読んだ方が、想像が膨らむかな。

    嫌なこと、間違ったこと、失敗したり恐れたりすることを忘れる、「忘れる」ことを学ぶさかさ小の授業は、時に必要かもしれない。

  • リッキーとアンは汽車でおじいちゃんのうちへ向かう
    が、途中で線路の事故が起こり、途中駅の「さかか町」で留め置かれる
    さかさ町で過ごす一日を描いた
    さかさ町は、すべてがさかさま
    大人が遊び、こどもが働く~など。
    そこらへんはあちこち???もあるけれど、一度今あるもののさかさまを想像してみるのは楽しいと思うし、そこから始まることがあると思う

  • おじいさんのお家へ行く途中。リッキーとアンを乗せた汽車がレール故障のため立ち往生。
    最寄りのさかさ町で復旧を待つことになった。
    銀河を走るあの鉄道をつい思い出してしまうのは仕方がない。

    「さかさ」ということがなかなか一筋縄ではいかなくて、え、そっち。と何度も思う。
    子どもが働く理由、病院のあり方、野球のルール、買い物。なかなか面白い。
    でも、ホテルは景色がいい部屋が好きだなあ。

  •  汽車の故障で立ち寄った「さかさ町」は、家がさかさまに建っているだけでなく、子どもが働いて、年よりは遊ぶ、そんな町。病院では、患者が順番を待つんでなく、医者が患者を待ってる。

     子どもたちにしたら、ただおもしろいだけのお話かもしれないけれど、大人が読むと、ちょっといろいろ考えさせられちゃう。

  • 児童書ではあるが、いろいろ考えさせられた本。
    たくさん働いてきてもう働きたくない大人は働かなくてもいいとか、百貨店では買い物をするとタダで品物がもらえてさらにお金がもらえる。その仕組みを説明されるとなるほどと思ってしまう自分がいる。
    挿絵もほのぼのとしていてなんかとても素敵。
    簡単そうなので英語版で読んでみたいと思ったら、ア○ゾンで結構なお値段でした(泣)

  • さかさ町とはリッキーとアンという兄弟が、電車が止まってしまったので、近くにあった町、さかさ町という町で、電車が出るのを待つことにしたのです。
     この本で一番面白かった野は、さかさ町の野球です。「お年よリーグ」という野球は、選手が全員お年寄りなのです。そして何よりおかしいのは、ルールです。さかさ町だけあって、ルールも普通の野球の逆なのです。だから、点数が低い方が勝ちだったりするのです。
     私も歳を取ったら、お年よリーグに参加してみたいです。絶対に勝つ自信があるからです。

  • さかさ町、というタイトルの通り、すべてがさかさまな町に子供だけで訪れるというお話。
    さかさまというユーモアに溢れたストーリーは、ほのぼのとしていて安心して楽しめた。

  • 2020年にブックサンタで選んだ本

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