- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001160123
感想・レビュー・書評
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主人公は21歳
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(╹◡╹)
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登場人物4人の視点をスイッチしながら、描かれている。最初は掴めず、迷子になりそうだった。でも、そこはヤング向けだからか、ややこしくならずにうまく描き分けていると感じた。慣れてくると、その視点の変化が臨場感にもスピード感にもなって、どんどん読み進められた。
戦争は全ての人を傷つける。そう思い起こす作品だった。 -
久しぶりに良い本が読めた。10代に読んで欲しい。
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第二次大戦末期(1945年1月)、ソ連軍の侵攻によりドイツの敗戦が確実となったころ、ドイツ客船<ヴィルヘルム・グストロフ号>が民間人や傷病兵ら1万人を超える避難民を収容(定員の10倍以上)し、凍てつくバルト海へと出航しますが、ソ連潜水艦の魚雷攻撃を受け瞬く間に沈没、7千人以上(約5千人は子ども)が犠牲となる海難史上最大の悲劇となりました。 この戦争という怪物の犠牲となり、家族と故郷を失い、国を追われた人々の姿を描いた優れた児童文学作品です。過酷な状況下での人の強さと優しさを,しみじみと教えられました。
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中身は濃いけれどどこか回りくどく、途中で投げ出しました。
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文学
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語り手が四人いることで、最初は視点がグラグラして読みにくいなーと思っていたけど、それが気にならないくらい、最後がよかったなー。
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第二次世界大戦末期、ソ連軍が侵攻する東プロイセンから市民をバルト海に逃す「ハンニバル作戦」を題材にしたヤングアダルト向き小説。立場も状況も違う4人の若者の視点入れ替えながら物語が進行する。史実を基にしたフィクションだけど、取材を基に徹底したリアリティで描かれている。
自分がこんな状況に陥ったら、すぐ死ぬだろうなー(^_^;)と思いながら、登場人物たちの強さ、たくましさ、儚さに胸を打たれます。人間てどうしようもないくらい愚かで、でも強くて、美しい。
私は戦争や貧困、差別を題材にした文学が好きで、それってどういうことなんだろう?かわいそうな人たちに比べて自分は恵まれてるって思いたいだけ??と自問してみたけど、結局、人間の愚かさ、弱さ、儚さを愛おしいと思うと同時に、人間は強く、美しいってことを感じたいからなのだと思う。自分も頑張って生きなくては、と思う。