ノウサギのムトゥラ 南部アフリカのむかしばなし

  • 岩波書店 (2019年3月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784001160192

作品紹介・あらすじ

体は小さくても賢いムトゥラは、いつも威張っているライオンや、こわいワニ、ゾウなど、自分よりずっと大きくて力が強い動物たちを、たくみな話術と機転でだまして出し抜きます。ツワナの人たちに伝わる昔話を、南アフリカで育った作者が再話。ユーモアあふれる挿絵もたくさん入った、動物たちのおはなし集。

感想・レビュー・書評

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  • 手に取る機会があって、図書館で借りた。

    アフリカ南部のツワナの人たちに伝わる昔話を再話したもの。
    1 ゾウとカバのつなひき
    2 ノウサギのしっぽ
    3 にごった水たまり
    4 ノウサギとカメの競走
    5 恋するライオン王
    6 夕ごはんはどこへ?
    7 角を生やしたノウサギ
    8 親切のお返し

    ムトゥラとは、ノウサギのこと。
    知恵と悪知恵をもったムトゥラのおはなしで、おもしろかったです。
    読むのに時間がかかるときもあれば、すらすら読めるときもあって、それは自分のコンディションのせいなのかも。
    4は「ウサギとカメ」のようなおはなし。
    5では、アフリカにも結納のような習慣があると知り、文化は繋がってるんだなぁ、と感心?しました。
    個人的には、8がよかったです。
    親切のお返しがないかもいう現実をにおわせつつ、情けは人のためならずを教えるというか。
    説話っぽさもありました。
    「日本の読者のみなさんへ」が冒頭にあるから、やっぱり小学校中学年以上かなあ、なんて。
    ンディンディンディ……ンディンディンディ
    ティカティカツァイツァイ……ティカティカツァイツァイ……
    って、なんだか耳に残ります。

  • アフリカ南部の昔話集。
    わるがしこいノウサギのムトゥラが中心。王様のライオンなどの大きな動物を出し抜く知恵(悪知恵?)が楽しい。そんなムトゥラが、かなわないのがカメというのも定番。
    今まであまり紹介されてこなかった昔話かも。語ってあげるためのテキストというよりも、自分で読んで楽しむ本。昔話をたくさん知っている子に、こんなのもあるよと紹介したい。

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著者プロフィール

1943年、イギリス自治領南アフリカ連邦に生まれ、白人社会の一員として育った。大学時代に反アパルトヘイト運動に身を投じて捕らわれ、8週間の獄中生活を送る。この体験による目覚めが彼女の作家としての姿勢を方向づけた。65年、イギリスの亡命。85年、児童向け処女作 Journey to Jo'Burg(『ヨハネスバーグへの旅』)を発表、英・米で4つの賞を受賞した。89年の Chain of Fire(『炎の鎖をつないで』偕成社)、95年の No Turning Back(『もう戻らない』)も数々の賞に輝いている。本書は2001年に、英国で最も権威のある児童文学賞、カーネギー賞を受賞した。

「2002年 『真実の裏側』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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