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Amazon.co.jp ・本 (230ページ) / ISBN・EAN: 9784001160253
作品紹介・あらすじ
9歳まで施設で育ったヨンナは、ある日ゴリラの養子になりました。町外れの古い工場で廃品を言葉たくみに売りつけ、本を愛するゴリランとの生活。初めはおびえていたヨンナも、一見ぶっきらぼうなゴリランのやさしさに気がつきます。ところが、土地開発計画が二人の暮らしをおびやかすことに……。目には見えないものの大切さを、ユニークに描いた物語。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
目には見えない大切なものをユニークに描いた物語は、読者の心に様々な感情を呼び起こします。9歳まで施設で育ったヨンナが、ゴリラのゴリランと共に過ごす生活は、一見ぶっきらぼうながらも深い愛情に満ちています...
感想・レビュー・書評
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読んでいる間、色んな考えや感情がうねって混ざり合って溢れ出しそうだった。
大人の目、子どもの目、当事者の目、第三者の目、様々な私がぶつかり合う。
終盤は涙なしには読めなかった…。
子どもにとって大切なことって何だろう。
子どもを育てるのに必要なのは何だろう。
はちゃめちゃでありながら綺麗に伏線も回収していて上手い。
子どもが自分に害をなした大人を許さないでいいのも良かったな。
イラストも最高にキュート。 -
この先、どう進むのか、読んでみなければわからない。
最後の愉快な結末に、ニヤリとしています。 -
最初の一文が衝撃的だった。物語はあしながおじさんを思い出す。でもゴリラだけど。ゴリランとの生活は自由ではちゃめちゃ。でもお互いへの想いがあるから毎日が満ち足りている。これはもう家族だね。移動本屋ナイス。
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最初はね、ゴリラに見えてるだけなのかなと思った。
でもゴリラだった。
普通にゴリラ、でも他の人はみんな人間なの。
そんな世界。
子どものためと言いながら、子どもの意見を聞かない人間のなんと多いことか。
「自分が思う子どものため」が真に子どものためになるかはわからないし、それが全ての子どもに当てはまるとも限らない。
ゴリランは、良くも悪くも対等。
だから親という気はしないけど、対等な人間として相対しているのがよくわかる。
あの商売のやり方がいいかどうかは難しいけどね。
新しい土地で、彼らはどんな生き方をしていくのかなあ。 -
こどものいえから少女を引き取ったのはゴリラでした。
社会からはみ出してしまった人、見た目で嫌な先入観を持たれてしまう人。それをゴリラに託すのは物語の妙。
初めは怖がっていたのに、少しずつゴリランとの生活を楽しみ出す流れが素敵。 -
訳者あとがきの「この本が誰かにとっての『オリバー·ツイスト』になれば…」に尽きる。
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女の子を引き取ったのがゴリラであることによる、もっと奇想天外の展開に期待していた。(ゴリラと生活するということだけで既に奇想天外なのだけれど)これならば、ゴリラでなくても豪快で大雑把な人に引き取られて…で充分な気がする。。
でも、ゴリランとヨンナ…二人の関係が少しずつ近くなっていくところには安心感。それと同時に、日々しなければならないことにがんじがらめになってしまっている我が子との接し方を振り返る機会にもなった。 -
はじめは、汚くて毛むくじゃらで怖いゴリランが子供を引き取っていくことに、抵抗感もあり、あまりにも現実の欠けはなれていることが、どこにでもありそうな街の日常に溶け込んでいて、ついていけなかった。でも、最後にはゴリランとわたしとわたし。わたしも一緒に冒険し、清々しい気持ちで今大人になってる気分だ。
子供の絵本はすごい。想像を越えたファンタジーが一冊の本に広がってる。
この本は図書館のSDGsのコーナーにおすすめされてた。たくさんの子供(や大人も是非)読んで、持続的な社会を作るにはどうすればいいか、ゴリランとわたしと考えてほしい!
いい本だった! -
「わたしは九歳でゴリラに引き取られました。自分で頼んだわけじゃないけど、そうなったのです。九月のある日のことでした。」で始まる2005年にスエーデンで出版2021年に翻訳本として出版された物語。
表紙はオレンジの地に、花柄のシャツを着たらゴリラと三つ編みの金髪の小さな女の子の絵で、とても可愛らしい。
孤児院では皆んなで掃除をしている。養子する人をひとり見つけにお客様が来ることになっているからだ。そんな中わたし.ヨンナは、ヤード(孤児院であるヨモギギク園の園長)先生に手を洗わない事を叱られていた。私は手を洗うって事を覚えられないのだ。
養子を貰いにやってきたのはゴリラのゴリランで、選ばれたのはヨナンだった。ヨナンはボロいボルボ(車の後ろのシートはゴミだらけでした)に乗ってゴリランの住居兼仕事場の古い工場地帯やってくる。アーロン(孤児院の仲間)にゴリラは食べるために養子を貰うのかもと吹き込まれたヨナンは、最初はビクビクしていたが、ゴリランの優しさを知り、ゴリランの商売(ゴリランの裏庭に捨てられたゴミを売る)を手伝いながら楽しく暮らし始める。
しかし、そこにゴリランの土地にプールを作りたいトードがやってきて、2人の生活を壊そうとする。
よく読むとあちらこちらに、伏線がはられていた事が分かる。全部読んでからそう言えばと前を見直してみるのが楽しい。ゴリランもヨナンも優等生ではない。どちらかと言うと変なのだけど、人としてまっすぐで愛おしくなる。
危機もあるし冒険も謎解きもあるけど、全体としてはなんだかのほほんとした可愛らしい話で、読後も気持ち良い。 -
書評で高評価だったので、読んでみました。
ゴリラの養女になる、という設定にひっかかってしまって、私は物語に入りきることができなかったのです。
頭が固くなっちゃったかなぁ。 -
p176誤植 「ゴ」脱字
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養護施設で育った、きちんとすることが苦手なヨンナと
周りに理解されずにひとりで生きてきたゴリラン。
はみだしもののふたりの物語。
大人が読むと、確かに気になるところもあるんだけど、正しさだけが良いわけでもなくて。
今、まさにその本人の気持ち。子どものそれができうる限りで尊重されればいいなあと考えた。
自分を虐げて捨てた大人を、許さなくていい。
そのことで自分を惨めに感じるような場所にもいなくていい。
そして挿絵がとてもかわいい! -
大事な土地よりハンナをとったゴリラン。優しさがぎっしり詰まった本。これくらいだと四年生くらいで読めるかな。
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スウェーデンの人気児童文学作家による作品。(日本初翻訳らしく他書はまだないよう)
孤児院にいた女の子ヨンナが主人公。孤児院では掃除ばかりさせられていて、ヨンナはいつも気をつけようと思うのに手を洗うのを忘れてしまって怒られ、ビクビクして生活していた。孤児院の院長は、大人や役所にばかりいい顔をするタイプ。こんなところからは抜け出したいと思っていたが、ある日、ゴリラン(本物のゴリラ)がやってきて、引き取られてしまう。
ゴリランは廃工場に住み、そこで廃棄物を売って暮らしている。
初めは逃げたいと思ったが、ゴリランとの生活は孤児院とは全く違い、清潔さや決まりには無頓着でヨンナの気持ちや意見を大事にしてくれる。次第に2人での暮らしがしっくりしてきた頃、民生委員⁉︎が偉そうにやってきてゴリランがヨンナを養育するに相応しくないと、無理矢理元の孤児院へ連れ戻されてしまう。ゴリランが立ち去った後に残された「さよなら」の張り紙をもらったヨンナは、その一枚の紙切れから、ヨンナだからこそわかるゴリランの秘密を推理し、行方を捜そうとする。
子どもが育つために本当に必要な物は何か?きちんとした人間よりも、人間らしい優しさを持ったゴリランに学ぶ事は多い。
子どもの読者もユニークな生活を楽しみながら、ゴリランの少し不器用な愛情に大切な物を見つけ、心に刻めると嬉しい。
4年生くらいから。 -
孤児院の「ヨモギギク園」で育ったヨンナは、9歳の時ゴリラ飲みながらゴリランに引き取られ、町はずれのスクラップ置き場で暮らすことになります。怖いと思っていたゴリランは、実は子どもが好きな良い人で、二人は自由にユカイに暮らしていますが…。
ゴリラの養子?なんとも驚きの設定だが、思わず笑ってしまう。ピンチも協力して乗り切る二人にエールを。
スウェーデンのお話。
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