かるいお姫さま

  • 岩波書店
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本棚登録 : 80
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001160260

作品紹介・あらすじ

魔女に呪いをかけられたせいで、ふわふわ浮いて、けらけら笑ってばかりのお姫さま。重さがもどる唯一の場所である湖が魔女のたくらみで干上がり、お姫さまはしだいに弱っていきます。お姫さまに恋をした王子が命がけでのりだしますが……。マクドナルドならではのおとぎ話を、センダックの詩情豊かな線画が彩る、愛蔵版。

感想・レビュー・書評

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  • アーサー・ヒューズによる挿絵のある少年文庫版は品切れ中
    https://www.iwanami.co.jp/book/b269608.html

    かるいお姫さま ジョージ・マクドナルド(著/文) - 岩波書店 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784001160260

  • マクドナルドが描く、重力を奪われてしまったお姫さまの冒険ファンタジー。
    ふわふわ空を飛ぶ様子や水に浮かぶ情景がこのうえなく美しく描かれています。
    同じ作者の「昼の少年と夜の少女」もステキなお話です。


  •  王さまがようやく授かった娘の洗礼式に姉である王女(実は魔女)を招待し忘れたため、呪いをかけられたお姫さまは重力を奪われてしまう。落ちることができずに風で飛ばされたりするため、上に向けて投げられると大変なことに。また、物事を深く考えられず、笑い転げてばかり。しかし、水の中にいる時だけは真面目に考えられる。だから湖が大好きで、毎日泳いでいた。
     ある日、王子様がお姫さまに会いにやって来る。お姫様の事が気に入り、夜になると湖にあらわれる。しかし、魔女は楽しそうなお姫さまの様子が気に入らず、悔しくて魔法で湖の水をぬいてしまう。湖の水位が下がっていることに気付いたお姫さまは気に病むあまり寝込んでしまう。王子はお姫様のために命を差し出す。
     なかなか深い物語。かるいのは体重だけでなく、頭の中身まで、という呪いは怖い。最初は湖が干上がるのを止められるなら、と深く考えていなかったお姫様はその事と王子の死がイコールだと気付き、王子を湖の底から必死に助け出す。既に王子の息は止まっていた、と、そこで王子が息を吹き返す。安心したお姫さまが、涙をドッと流すラストはこちらまでもらい泣きしてしまった。
     実はアーサー・ヒューズの挿絵の方を読みました。センダックはどのようなイラストをつけたのか、見るのが楽しみ。

  • 「金の鍵」と同じ、ジョージ・マクドナルドとモーリス・センダックの組み合わせ。

    児童書なのでしょうが、装丁は大人好みに思えます。

    最初はよくある話ーと思ったのですが、
    王様とお妃様とのやりとり
    「心がかるいというのは結構なことに違いあるまい」
    「でも、頭がかるいというのは、悪いことでございますわ」
    「手がかるければ、仕事が早くてよかろう」
    「でも、指がかるければ、手癖が悪くなる心配がございます」
    「足取りがかるいというのは、結構なことじゃ」
    「でも、精神がかるいというのは、まったくもって悪いことでございますわ」

    を読んで、昔読んだお話が一気に蘇ってきました。

    好きで、何度も読んだことは覚えていますが
    どの版で読んだのか全く記憶がありません。
    タイトルは違ったはず。
    「ふんわり王女」かなあ。

    昔読んだ本で読み直したいものです。

  • 誕生のお祝いに呼ばれなかった魔女に呪いをかけられ、重さのなくなったお姫さまはフワフワと飛んでいってしまいます。でも水の中だけでは普通に泳いでいられるのです。お姫さまは湖で出会った王子さまが気に入りますが…
    マクドナルドの名作にセンダックの挿し絵をつけて再刊。マクドナルドのお話は、今でも色あせない。

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