タカシ 大丈夫な猫

  • 岩波書店 (2023年1月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (162ページ) / ISBN・EAN: 9784001160437

作品紹介・あらすじ

夕ぐれの道を駆けていった猫は、左側の足二本しかなかった。堂々とした姿に惹きつけられたわたしは、飼い主のケイコさんに会いに行き、タカシを知る。生後3か月での交通事故、大手術。そして、立つ、走る、木登りに、恋も狩りも! 二本足の猫と見守る人びとを追う、勇気と愛情のノンフィクション。イラスト・小泉さよ

みんなの感想まとめ

事故で二本の足を失った猫のタカシと、その飼い主ケイコさんの感動的な物語が描かれています。タカシは重傷を負いながらも、驚くべき生命力を見せ、手術後には立ち上がり、走ることを学びます。飼い主のケイコさんは...

感想・レビュー・書評

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  •  右の前足と後足を事故で失った猫タカシ、その飼い主ケイコさんのお話。

     交通事故で重傷を負いながらも、健気にシャーする子猫を見捨ててはおけなかったケイコさん。動物病院に連れては行ったものの、足2本を切断しなければならないと言われる。獣医の先生からは、障害を持って生きるのは大変、お世話するのもこれまた大変と言われ、安楽死を勧められた。迷ったケイコさんだが、何とか世話しようと手術を決断。

     そしてタカシの生命力の強いこと強いこと。ケージの中にても、2本の足で匍匐前進する。そして直ぐに退院して、2匹の猫と1匹の犬がいるケイコさんの家に。

     タカシは傷が癒えると、二本の足で壁とかに寄りかかりながらも、何とか立ち上がる。そして、今度は歩こうとする。試行錯誤のすえ、歩くのではなく、走ることでバランスをとることに成功する。これ自転車の原理だね。

     そしてタカシは、お外に出るようになる。近所を走りまわり、お隣りナカノさん宅の三毛猫りんちゃんと仲良しになる。いや恋をしたのかな。

     このりんちゃんだが、かなりのおてんば娘で、走ってはタカシを置いてきぼりに、木に登っては置いてきぼりにする。どうしても2本足ではかなわないのだ。だが、タカシは自宅の庭の木で猛練習の末、木登りをマスターする。2匹で木に登り、下を眺めることができたのだ。これはスゴイ。

     そんなある日、りんちゃんは交通事故で虹の橋を渡ってしまう。毎日ナカノさん宅の窓辺にあらわれて、呼びかけても答えはない。10日程してタカシは理解する。 りんちゃんがいなくなったことを。そして、もうはしゃいだ姿を見せることもなく、木に登ることもなくなった。

     でも、タカシは大丈夫。持ち前の運動能力と狩猟本能を発揮して、カナヘビ、セミ、ネズミ、さらにはハトまで捕まえてきます。ちなみに我が家の茶トラネコも、そういったものに加え、この間はハトじゃなくムクドリを捕まえてきた。

     もし猫のパラリンピックがあれば、確かにタカシはいくつもメダルを取れると思った。

     飼い主のケイコさんの手術を決断した勇気に拍手。それから、あまり登場しないが、ケイコさんを全面的に信頼しているダンナさんにも拍手。

  • 苅谷 夏子 | 大人が「もういちど7歳の目で世界を・・・」熱中小学校の公式コミュニティサイト
    https://necchu-shogakkou.com/teacherlist/406/

    イラストレーター小泉さよのオフィシャルサイト
    https://www.sayokoizumi.com/

    タカシ 大丈夫な猫 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b618307.html

  • 事故で左足2本になってしまった猫。それを普通のように
    受け入れて生きているポジティブな姿に勇気ももらえます。
    字も大きいし、漢字に読み仮名をつけてくれているので、子どもにも読んでもらいたい一冊です。
    泣けます、感動して!

  • これはありえなくすごい猫の話。
    こういうふうに生きれるなら・・・
    今を受け入れつつ、できることを探っていく。
    受け入れるってすごいよなあ。

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