ぼくの中にある光

  • 岩波書店 (2024年11月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (250ページ) / ISBN・EAN: 9784001160536

作品紹介・あらすじ

嵐のような心を持てあますゾフィア。暗がりや大きな音が苦手なトム。それぞれ親ひとり子ひとりの生活が気に入っていたのに、ゾフィアの父親とトムの母親が恋人になったことから、家族としての新しい暮らしがはじまった。互いを受け入れられないふたりは……。優しさとは、勇敢さとはなにか。注目作家が描く11歳の心。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

優しさや勇敢さをテーマに、心の葛藤を描いた物語は、二人の子どもたちの独白を通じて進行します。ゾフィアとトムは、親の再婚によって新たな家族の形に戸惑いながらも、互いの心に寄り添う過程が繊細に描かれていま...

感想・レビュー・書評

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  • Book Review: The Light in Everything – Katya Balen | In The Twelve
    https://inthetwelve.wordpress.com/2022/04/12/book-review-the-light-in-everything-katya-balen/

    Katya Balen
    https://www.katyabalen.com/

    『ぼくの中にある光』、11月19日発売! - 翻訳者の部屋から(2024-10-17)
    https://haradamasaru.hatenablog.com/entry/2024/10/17/120523

    ぼくの中にある光 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/book/b653989.html

  • やさしさ、勇敢さとはなにか。一見対照的なふたりの心の中を息つく間もない交互の独白で描きだす。2人の目を通してつむじ風や海を感じられる。家族のかたちはさまざまだけど、あたたかな家庭の先には光があるとおもえた。再読したい

  • カチャ・ベーレン、何冊か読んできたけれど、これが一番好き。親の再婚に揺れる少女と少年の心情が交互に綴られ、心境の変化が余すところなく書かれている。

  • カチャ・ベーレンはすぐれた作家だなと思うし、子どものために書いていることが文章からすごく伝わってくるのだけど、なにしろ感情がなまなましく、はげしくて、オクトーバーもちょっとしんどかったし、こちらのゾフィアはさらにはげしくて、最初の1/3ぐらい読んだところで3か月ぐらい止まってた。

    気を取りなおして続きを読み、ゾフィアとトムの心が、納得のできる形で近づいていったのでよかった。ふたりの両親は、愛情にあふれていて、忍耐強くもあって、とてもいいんだけど、子どもたちふたりの目から見たら何もかもが突然で強引でしかなく、このやり方でよかったのかと疑問に思わなくもない。(物語の展開としてはうまくいくとしても、現実にこういうことがあったら、深く傷つく子もいるのではないかと考えてしまうわけで)

    転校したトムを迎える新しい学校の子たちが、やさしくてよかったな。ミドルグレードって、学校の友だちがみんないじわる、みたいな展開がけっこうあるんだけど、そうじゃないおだやかな環境がえがかれるとほっとする。

  • ゾフィーは嵐の日に生まれた。だから、体の中に嵐が渦巻いている。ちょっとしたことでその嵐は吹き荒れて、周りの人を傷つけたり、怒らせたりしてしまう。お父さんと二人暮らしをしていたゾフィーは、父親の再婚をきっかけに自分と正反対の大人しい性格をしてトムと、トムのお母さんと一緒に暮らすことになる。しかも、トムのお母さんのお腹には、ゾフィーのお父さんとの間にできた赤ちゃんが宿っているらしい。何もかもが気に入らないゾフィーはあらん限りの方法で抵抗するがうまくいかない。ある日、ゾフィーは大好きな海に向かって「赤ちゃんなんて生まれなければいいのに」と願い事をしてしまう。嵐のような感情に振り回され、葛藤する主人公が自分の弱さと向き合い成長していくファンタジー。トムとゾフィーの交互に語られる。

    自分の中に嵐があり、コントロールできない感覚に身に覚えがありすぎて痛いような思いでゾフィーに共感しながら読みました。自分の小さい頃は、ゾフィーほど社交的ではなかったけれど、それでも体の中に嵐を宿していた記憶があります。
    お父さんとお母さんは、自分の子どものことをとても大切にしながらも、自分たちと生まれてくる赤ちゃんの幸せを考えて再婚を決めたのだと思うけれど、子どもには子どもの思うところがあってゾフィーもトムも受け入れられません。とくにお互いが正反対の性格で、お互いの事を大嫌いになってしまったものだから、新生活は針の筵。家に居るのが辛い状況というのは、子どもでなくともしんどいものです。
    それでも、それぞれの強さ・弱さと向き合って成長していったふたりがまぶしく感じられました。

  • とても良かった 
    親同士が再婚した10歳の男の子と女の子の心の中の声が交互に交わされる
    千羽鶴をみんなが折って願ってくれるところで感涙
    原田勝さんの名訳で一気読みした

  • 挿画がシドニー・スミスさんです。読みたい(ファン)

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