カスピアン王子のつのぶえ (カラー版 ナルニア国物語 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001163728

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  • 4-00-116372-1
    C837\1400E.

    ナルニア国物語
    カスピアン王子のつのぶえ 
    2005年7月8日 第1刷発行
    2008年2月25日 第5刷発行

    訳者 瀬田貞二(せた ていじ)
    発行所 株式会社岩波書店


    夏休みが終わり学校の寄宿舎へ戻る途中、ペベンシー家の4人兄弟は不思議な魔法の力でナルニアに呼び戻されます。
    ナルニアは「ライオンと魔女の時代から数百年が過ぎ、テルマール人の暴君ミラースの元で、荒廃しきっていた。昔のナルニアにあこがれを抱くカスピアン王子は、身の危険にさらされ、城から逃れることに。子どもたちはカスピアン王子を助け、命がけの戦いを繰り広げます。

    ------------------もくじより---
    ここは島だ
    むかしの宝ぐら
    小人の朝ごはん
    カスピアン王子の話
    カスピアンの冒険
    かくれ里
    もとナルニア、追い詰められる
    島から本土へ
    ルーシィが見た物
    ライオンが帰ってきた
    ライオン、おたけびをあげる
    わるい魔法と、ふいの裏切り
    一の王、陣頭に立つ
    いたるところ大忙し
    アスラン、空中に戸口をかける
    ---------------------------------

    カバー袖より
    夏休みが終わり学校の寄宿舎へ戻る途中、ペベンシー家の4人兄弟は不思議な魔法の力でナルニアに呼び戻されます。
    ナルニアは「ラインと魔女」の時代から数百年が過ぎ、テルマール人の暴君ミラースの元で、荒廃しきっていました。
    むかしのナルニアにあこがれを抱く各ピアん王子は、身の危険にさらされ、城から逃れることに。
    子どもたちはカスピアン王子を助け、命がけの戦いをくりひろげます。
    --------------------------

    夏休みが終わって新学期を迎えるとき、末のルーシィも入学を迎える。
    電車の乗り換えのため待っている時に4人はどこかへ移動してしまう。ついたところはどうやらナルニアの様だが、何百年も時間がたっていた。

    ナルニアは王様がいた。今はテルマール人が治めていたが、お后とともに死亡。残されたカスピアン王子(10代目)はまだ子ども。
    王様の弟が暫定統治していた。暫定統治の王には妃が居たが、子どもはおらず、弟王がなき後はカスピアン王子が国を治めると、だれもがかんがえていた。
    弟王の妃が子どもを産むまでは・・・。

    自分の子が在るからには、次に王になるのは我が子であってほしいと・・・。
    この辺りは、日本でもリアルな歴史にあるお家騒動で、こればっかりは国も時代も人種も関係ないものなんだね。
    万民が納得しやすい事の発端で、お話は進んでいく。

    カスピアン王子は国と自分の未来のために賢い(小人と人間のハーフの)コルネリウス博士の助けを借りて脱出し、乳母から聞いた昔の言い伝えナルニアのライオン、アスランと、4人の子どもたちを探す。コルネリウス博士からナルニアの宝の角笛を渡される。

    カスピアン王子はコルネリウス博士のほかに小人のトランプキンやアナグマの松露とりに出合う。

    お話は4人の子どもらが石の台に向かう道中と、カスピアン王子が良きナルニアの住民達と出会うまでの道中。
    カスピアン王子と4人の子どもたちと協力して、悪しきテルマール人を退け、更にアスランが作った門をくぐり、罪なきテルマール人たちはナルニアでもなく、ロンドンでもなく別のところ(時代は不明だけれど島の様子)へ門をくぐり移動するところで終わる。

    カスピアン王子はナルニアに残った。
    テルマール人は島へ移動したから、ナルニアに残ったのは森の精霊や、セントール(ケンタウロス)や動物たちは残るけれど、人間は王子だけ?あ、乳母やその孫もいたな・・・。

    ピーター達4人も門をくぐり、乗り換えを待つ駅に戻ったところでこのお話は終わり。


    アスランは最初ルーシィだけに姿を現し、ルーシィがそれを言っても、ピーターとスーザンは信じることをしない。エドモンドは自分は見ていないけれど、ルーシィがうそを言わないとルーシィの言葉を信じる。
    前回は一番手に負えないエドだったけど、同じ轍は踏まぬ様子。
    最期の決闘の時は、ピーターがそれに向かう。
    第一子であり、王であり、男児であるという兄弟の中の立ち位置を感じる。逆にルーシィは末っ子なので、他の事柄の事を考えずに、アスランが居た、見えた、と自分で見たり感じたりした事柄を言えるという立ち位置なんでしょう。
    今も昔も、ヒトは置かれた立場によって役割が何となくあるもんですね。

  • 前作と比べるとテンポがあまり良くなかったかな…。特に移動シーンが長かった。でもカスピアン王子を取り巻く情勢なんかは、掘り下げていくと児童書の枠を超えた話にもできそうで、いろいろと想像するのが楽しかった。児童書ファンタジーを読んでいても、結局は人間達のドロドロな感情に面白さを見出してしまうなんて、、と思わなくもないけど。

  • CL 2017.2.15-2017.2.20

  • なぜこんなに、ワクワクするんだろう。
    自分たちが神話になっていて満を持して登場する、そのワクワク感。
    アスランが森の者どもを目覚めさせていくワクワク感。
    そして、最後に子どもたちだけに共有される秘密。

    言葉も素晴らしく、原文はどういう表現なんだろうと思わずにいられません。瀬田貞二氏の訳も素晴らしいのでしょうけれど。物語のトーンを訳がサポートしているように感じます。

  • <閲覧スタッフより>
    お屋敷のクローゼットが架空の世界と繋がっている!少年少女が偶然みつけた不思議な別世界は白い魔女が支配する「ナルニア国」。正義のライオン「アスラン」とともにナルニアを救う子どもたちの壮大な冒険物語。読み返すたびに新しい発見がある、不思議でどこか懐かしい世界が広がっています。
    --------------------------------------
    所在番号:933.7||ルク||2
    資料番号:10168933
    --------------------------------------

  • 安定のアスラン!
    アスランでてくるとほっとするー

    ありがちな筋だけど、
    たまにあっとおどろくようなことがありました。
    あと、あんまり文が入ってこなくて、
    何度も読んだ箇所がちらほら。

    ピーターとスーザンにはもう会えないのかー。
    さみしいな。

  •  ナルニア国物語。順番的にはそうじゃないが歴史順には第4作目(ウィキペディア参照)。大人になるってちょっと寂しいな、と思わせる物語。でもワクワク感は相変わらずだし、次が楽しみ。読めば読むほど先が楽しみになる。

  • 映画を見た後、原作版を見ています。

    やっぱりというか、なんというか、小説の方がおもしろいよね?
    映画だとどうしても説明不足なところが出てくるので、それはしかたないところかもしれません。

    特に、カスピアンがなかなかつのぶえを吹かないところとか、兄弟たちにナルニアでの経験が蘇ってくるところとかは、映画では表しきれないところで、原作を読んですっきりしました。

    あと、この「カスピアン王子」のなかで示されているキリスト教的なお話って、なんなんだったのかという疑問が、映画を見たときにあったのです。
    これも、今回、原作本を読んで、すっきりしました。

    これ、2巻目も、テーマは、キリストの復活ですね。*1

    1巻目も、キリストの死と復活だったのですが、2巻目も、同じテーマです。
    ただし、視点が違う。今度は、使徒から見たキリストの復活なわけです。

    アスランの1番のお気に入りルーシィは、だからきっと、イエスの妻・マグダラのマリアなんだろうなと思った。

  • 映画を観てから読むと、大分違うことに気付く。
    映画は色々盛り上げてる気がした。ヘタレキャラとか恋愛とか

  • なんて面白いんだナルニア!
    メルヘンに溢れ、それでいてファンタジーのドキドキワクワク感がたっぷり詰まったストーリー! たまんないね!
    これこそ至極の物語っていうのよ。
    カスピアン王子はサブタイトルになっているけれど、この物語では大きく活躍しなかったな(´∀`)いや、重要な役ではあるけれど。
    映画はまだ見ていないけど、どんなふうにこのカスピアンが映画で活躍するのかうっすら想像がつく。
    「ライオンと魔女」も壮絶でスケールの大きい迫力あるアクションファンタジーになってたしね。

    この本は挿し絵に行き当たるのがほんと楽しみで、ナルニアの住人がリアルに想像できて、まるで頭の中で何万ページにもおよぶ絵本が高速回転して映像化させてるみたいな感じだった。
    ものをいう動物たち、賢くてユーモアあふれる小人たち、タムナスさんは見れなかったけれど、フォーンやセントールたちも出てきて、優しい指輪物語って感じを想像させられたなぁ。
    私の中では、「ナルニア国シリーズ=子供にやさしいメルヘンファンタジー」で、「指輪物語=壮絶なバトルファンタジー」ってイメージなもんで。
    「ナルニア」の作者のC.S.ルイスは、「指輪物語」の作品のJ.R.R.トールキンと仲良しだったようで、「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんといい、なんてすばらしい人たちの繋がりのある時代があったんだろう。
    私にとっては彼らの繋がりは神です。誰の物語にも心を揺さぶられる。

    さて、第一巻「ライオンと魔女」のあとがきによると、次の「朝びらき丸 東の海へ」はルーシィとエドマンドがまたナルニアに戻ってくるんですね。
    いとこのユースチスという新しい子もナルニアの物語にくわわるみたい。
    またナルニアに行けるのが楽しみ!

    本を開けばすてきな別世界に行けるなんて、ほんとファンタジーじゃない!

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