- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001163728
感想・レビュー・書評
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ファンタジー全開のライオンと魔女から、こちらは人間同士の争い、神や小人を信じない時代のナルニア国から始まる。
それがだんだん見えていく様がワクワクする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナルニア国物語第2巻。4人の子どもたちが再びナルニア国で大活躍。王位継承をめぐる諍い、滅ぼされたかと思われた古のナルニア人との邂逅、時空を超えた不思議な物語の顛末。前作におとらず展開がスピーディで面白かった!ひと夏の冒険を終えて帰ってきた、みたいなジュブナイル感のあるラストが好き。アスランの存在感がますます強くなっていくのは宗教的で、そのあたりは人によって好みが分かれるのかも。
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なぜこんなに、ワクワクするんだろう。
自分たちが神話になっていて満を持して登場する、そのワクワク感。
アスランが森の者どもを目覚めさせていくワクワク感。
そして、最後に子どもたちだけに共有される秘密。
言葉も素晴らしく、原文はどういう表現なんだろうと思わずにいられません。瀬田貞二氏の訳も素晴らしいのでしょうけれど。物語のトーンを訳がサポートしているように感じます。 -
なんて面白いんだナルニア!
メルヘンに溢れ、それでいてファンタジーのドキドキワクワク感がたっぷり詰まったストーリー! たまんないね!
これこそ至極の物語っていうのよ。
カスピアン王子はサブタイトルになっているけれど、この物語では大きく活躍しなかったな(´∀`)いや、重要な役ではあるけれど。
映画はまだ見ていないけど、どんなふうにこのカスピアンが映画で活躍するのかうっすら想像がつく。
「ライオンと魔女」も壮絶でスケールの大きい迫力あるアクションファンタジーになってたしね。
この本は挿し絵に行き当たるのがほんと楽しみで、ナルニアの住人がリアルに想像できて、まるで頭の中で何万ページにもおよぶ絵本が高速回転して映像化させてるみたいな感じだった。
ものをいう動物たち、賢くてユーモアあふれる小人たち、タムナスさんは見れなかったけれど、フォーンやセントールたちも出てきて、優しい指輪物語って感じを想像させられたなぁ。
私の中では、「ナルニア国シリーズ=子供にやさしいメルヘンファンタジー」で、「指輪物語=壮絶なバトルファンタジー」ってイメージなもんで。
「ナルニア」の作者のC.S.ルイスは、「指輪物語」の作品のJ.R.R.トールキンと仲良しだったようで、「ハウルの動く城」のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんといい、なんてすばらしい人たちの繋がりのある時代があったんだろう。
私にとっては彼らの繋がりは神です。誰の物語にも心を揺さぶられる。
さて、第一巻「ライオンと魔女」のあとがきによると、次の「朝びらき丸 東の海へ」はルーシィとエドマンドがまたナルニアに戻ってくるんですね。
いとこのユースチスという新しい子もナルニアの物語にくわわるみたい。
またナルニアに行けるのが楽しみ!
本を開けばすてきな別世界に行けるなんて、ほんとファンタジーじゃない! -
最後、エドマンドが、お誕生日にもらった新しい
懐中電灯をナルニアにおいてきてしまったのがおもしろかった。 -
前作と比べるとテンポがあまり良くなかったかな…。特に移動シーンが長かった。でもカスピアン王子を取り巻く情勢なんかは、掘り下げていくと児童書の枠を超えた話にもできそうで、いろいろと想像するのが楽しかった。児童書ファンタジーを読んでいても、結局は人間達のドロドロな感情に面白さを見出してしまうなんて、、と思わなくもないけど。
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CL 2017.2.15-2017.2.20
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<閲覧スタッフより>
お屋敷のクローゼットが架空の世界と繋がっている!少年少女が偶然みつけた不思議な別世界は白い魔女が支配する「ナルニア国」。正義のライオン「アスラン」とともにナルニアを救う子どもたちの壮大な冒険物語。読み返すたびに新しい発見がある、不思議でどこか懐かしい世界が広がっています。
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所在番号:933.7||ルク||2
資料番号:10168933
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