馬と少年 (カラー版 ナルニア国物語 5)

  • 岩波書店
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本棚登録 : 295
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001163759

作品紹介・あらすじ

ナルニア全盛時代におこった、ある事件。はるか南にある強国カロールメンに住む漁師の養子シャスタは、ある日、自分が奴隷に売られることを知り、ものいう馬ブレーとともに、ナルニアめざして逃げだします。一方、領主の娘アラビスも、おしつけられた結婚からのがれるため、ものいう馬フインとともに、ナルニアをめざしていました。旅の道づれとなった一同は、途中で、ナルニアを不意打ちしようとするカロールメンの計略を知り、先をいそぎますが…。

感想・レビュー・書評

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  • 主役は、アラブの国を思わせるカロールメンに住む少年。初めて、ナルニアの周辺の人間の住む国との関わりが描かれていて面白い。
    ナルニアの物語を読んでいると思うのだけど、作者つまり北欧からみた理想とする情景とは、という文化的な思想が物語を通して感じられる。
    読んだあと、ワインとチーズはなぜか食べたくなる。

  • ナルニア国物語第五巻。時代は遡って舞台は南方へ。兄弟たちも脇役になり、サイドストーリー的な展開となる本巻は、世界観に厚みと広がりをもたらしたと思う。全体としては古典的なパターンで先が読めてしまう筋書きではあるものの、そこはナルニアナイズされていて、テンポもよく大変面白く読めた。しゃべる馬はファンタジーでは珍しくないけれど、ひっくり返って芝草に寝転びたがったり、肝心なときに勇気が出せなくて凹んじゃう馬はそうそういまい(笑)。またこの作者は悪人の扱い方もうまいと感じた。悪者がただひどい目にあうだけではなく軽いユーモアを交えているので子供にも安心して読ませられる。一応それぞれ一冊ずつ単体で読めるように書かれているシリーズではあるが、本書は特に単巻でこれだけでも読んでもらいたい傑作だ。

  • 4-00-116375-6
    C8397\1400E.

    カラー版 ナルニア国物語
    馬と少年 (5)

    C.S.ルイス作
    訳者 瀬田貞二(せた ていじ)
    2005年9月9日第1刷発行
    発行所:株式会社 岩波書店

    --------------------------------
    カバー扉そでより
    ナルニア全盛時代に怒った、ある事件。
    はるか南にある強国カロールメンに住む漁師の養子シャスタは、ある日、自分が奴隷に売られることを知り、ものいう馬ブレーとともに、ナルニアめざして逃げだします。
    一方、領主の娘アラビスも、押し付けられた結婚から逃れるため、ものいう馬フィンとともに、ナルニアをめざしていました。
    旅の道づれとなった一同は、途中で、ナルニアを不意打ちしようとするカロールメンの計略を知り、先を急ぎますが・・・・・・・。
    -----------------

    もくじより
    1 シャスタが旅に出たわけ
    2 とちゅうの冒険
    3 タシバーンの入り口で
    4 シャスタ、ナルニア人とめぐり会う
    5 コーリン王子
    6 墓をさまようシャスタ
    7 タシバーンでのアラビス
    8 ティスロックのご゙殿で
    9 砂漠を超えて
    10 南の国境の仙人
    11 ありがたくない旅の道づれ
    12 ナルニアでのシャスタ
    13 アンバードの戦い
    14 ブレーが利口な馬になったわけ
    15 愚劣王ラバダシ
    ----------------------------

    ナルニア国物語 全7巻のうちの5巻目になって
    ようやくこの物語の世界観に少し慣れてきました。(子どもの頃に出合ったなら、もっと、すんなりと楽しめたかもしれませんね)
    物語のしょっぱなから、訳ありの冒険、ラストには戦闘があり、正義(この物語の中での、一般的な)が勝利し、負けた悪者はそれなりに人間の力の及ばぬ方法で自分の犯した償いをすることになる。
    正義や悪は時代や地域や立場で異なる場合がありますが、とりあえず正義が勝ち平和を守る。そのために戦いがある。この流れはアーサー物語的な雰囲気。
    作者さんはアイルランド4-00-116375-6
    C8397\1400E.

    カラー版 ナルニア国物語
    馬と少年 (5)

    C.S.ルイス作
    訳者 瀬田貞二(せた ていじ)
    2005年9月9日第1刷発行
    発行所:株式会社 岩波書店

    --------------------------------
    カバー扉そでより
    ナルニア全盛時代に怒った、ある事件。
    はるか南にある強国カロールメンに住む漁師の養子シャスタは、ある日、自分が奴隷に売られることを知り、ものいう馬ブレーとともに、ナルニアめざして逃げだします。
    一方、領主の娘アラビスも、押し付けられた結婚から逃れるため、ものいう馬フィンとともに、ナルニアをめざしていました。
    旅の道づれとなった一同は、途中で、ナルニアを不意打ちしようとするカロールメンの計略を知り、先を急ぎますが・・・・・・・。
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    もくじより
    1 シャスタが旅に出たわけ
    2 とちゅうの冒険
    3 タシバーンの入り口で
    4 シャスタ、ナルニア人とめぐり会う
    5 コーリン王子
    6 墓をさまようシャスタ
    7 タシバーンでのアラビス
    8 ティスロックのご゙殿で
    9 砂漠を超えて
    10 南の国境の仙人
    11 ありがたくない旅の道づれ
    12 ナルニアでのシャスタ
    13 アンバードの戦い
    14 ブレーが利口な馬になったわけ
    15 愚劣王ラバダシ
    ----------------------------

    ナルニア国物語 全7巻のうちの5巻目になって
    ようやくこの物語の世界観に少し慣れてきました。(子どもの頃に出合ったなら、もっと、すんなりと楽しめたかもしれませんね)
    物語のしょっぱなから、訳ありの冒険、ラストには戦闘があり、正義(この物語の中での、一般的な)が勝利し、負けた悪者はそれなりに人間の力の及ばぬ方法で自分の犯した償いをすることになる。
    正義や悪は時代や地域や立場で異なる場合がありますが、とりあえず正義が勝ち平和を守る。そのために戦いがある。この流れはアーサー物語的な雰囲気。
    作者さんはアイルランドで生まれイギリスで暮らし、戦争にもかかわった。当然アーサー王伝説は昔話のスタンダードだった環境だし、物語にもよく、ヒースの茂みが出てくるあたりそちらの作家さんらしいですね。

  • 前の巻を読んだときに、1巻以来の面白さ、と思った。でもさらに上がいた。この巻が一番面白かった。とりあえず今のところ。
    雰囲気はいつも通り、でもストーリーはあまりファンタジー色が強くなくて、国同士の争いや主人公の奮闘がメイン。ひねった展開は無くても、物語を作り上げている要素ひとつひとつが面白いから十分楽しめる。王子とそっくりとか、国の大事な話を知ってしまうとか、ワクワク。
    あと前の巻のときも思ったけど、アスランが出張りすぎない方が好き。チートすぎるんですもの…。さりげなく助けてくれるくらいがカッコいい。この巻ではナルニアの4兄弟も出番が少し控えめで、珍しい関わり方だった。彼らの物語として見るとサイドストーリー的な位置付けになるのかもしれないけど、シリーズの世界観がグッと広がった巻だと思う。

  • KL 2017.3.5-2017.3.11

  • <閲覧スタッフより>
    お屋敷のクローゼットが架空の世界と繋がっている!少年少女が偶然みつけた不思議な別世界は白い魔女が支配する「ナルニア国」。正義のライオン「アスラン」とともにナルニアを救う子どもたちの壮大な冒険物語。読み返すたびに新しい発見がある、不思議でどこか懐かしい世界が広がっています。
    --------------------------------------
    所在番号:933.7||ルク||5
    資料番号:10170245
    --------------------------------------

  • 先が読めちゃう話であるのですが、なかなか気持ちいい話でもあります。

    多分、ナルニアって、それぞれの話に元になる聖書のエピソードがあるのだと思うのですが、これの元ネタは、今のところわからないです。
    ヨブ記?ちょっと違う気がします。

    どっちかというと、新約聖書の何かかな?

    ほんのちょっとだけ、子どもにはわからないことを混ぜておくこの人の書き方は、けっこう好きかも。

  • 今回は、違う国から、
    新鮮な印象で読み始めます。

    そして、ナルニアに帰ってきた!

  • シャスタの最後が意外だった。

  • 主人公の少年シャスタの意外な出自が最後明らかになった。ナルニア国との絡みもうまい具合。

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