- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784001163766
感想・レビュー・書評
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midnightwakeupperさんこのシリーズは、食べ物と乗馬の詳しい描写がよく出てきますね。菜食というわけにもいかないのでしょう。豚のベーコンも出てきましたが、飼育している...このシリーズは、食べ物と乗馬の詳しい描写がよく出てきますね。菜食というわけにもいかないのでしょう。豚のベーコンも出てきましたが、飼育しているのか野生なのか。「カスピアン王子」の記述を見ると野生のようにも思われます。さすがに「食べるために飼う」 ようなことはしないか。2018/10/05
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私のファンタジー好きは、全てこの本から始まった。
ナルニア創生の物語で、大概の人は「ライオンと魔女」から読み始めてこの本に到達する。
でも私は誰もいない放課後の図書室で、偶然この本を手にした。ナルニアもアスランも、キリストも知らない9歳の時だ。巻頭の挿絵と冒頭部分を読んですぐに魅了され、以後この大河物語を何回も繰り返し読むようになった。
これは「ライオンと魔女」の後、ネタばれ的に
「あの衣装だんすはね、実は…」
「あの街灯はね…」
と読むと楽しいとされている。
でも出版順に読まなくても十分に楽しい。
大事なのは、いつ読むかだ。
出来る事なら、子どものうちに読んで欲しい。
忙しい大人は一度読んだら再読しない事も多いだろう。
面白い本は何度繰り返し読んでも良い子ども時代に、読むたびに面白さを見つけられる本に出会って欲しい。
子ども時代にこの本に、そしてナルニア国物語に出会えた事は僥倖だと思う。 -
ナルニア国物語代六話。 でもこの話は時代でいうと一番最初の話。 今回の主人公ディゴリーは、父親が海外で働いており、母親は不治(?)の病気で叔父の家に住むことになる。そしてそこでポリーと知り合い、仲良しに。しかし変人の叔父のせいで異世界に飛ばされてしまい、二人とも魔女に出会ってしまう。叔父の魔術のせいで、魔女の世界、ナルニア国に飛ばされるが、二人はそこでアスランがナルニア国を創造した瞬間を目にする。 しかし一度自分たちの世界に戻っても、さらにナルニア国に行っても、魔女はついてきてしまい、とうとうナルニア国に災厄を招いてしまうことに・・・ アスランとはどんな人物だったのか。今回の話ではっきりした。1話の「ライオンと魔女」の話で、なぜナルニアが常冬の世界になってしまったのか、原因がわかってすっきりした。
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夢のような自然と冒険が今まで描かれてきたので、それを期待して読み始めると、ナルニアができるのは後半なので、長く感じられた。ロンドンの現実的な街並みや、意地悪なおじさん、怖い魔女が前半は縦横無尽で、心苦しくなる。
でも、街灯やナルニアに行けるようになった理由、できる様子がわかってスッキリ。 -
ナルニア国物語第六巻。物語はナルニアの創世にさかのぼり、一巻へ至る経緯を描くエピソードゼロ。ここまで、作品が発表された順(岩波書店版)に読んできた場合は前日譚としての楽しみ方ができるが、光文社古典新訳文庫版では本作が第一巻に配置されており、時系列順に読むという楽しみ方もできる。ライオンと魔女、子どもたちとの因縁の始まりが語られるのはそれだけで興味深いし面白い。しかし本巻で注目したいのは、より鋭い人間への洞察力とさらに深まった信仰についてのメタファー。腐った大人や政治家に読ませたい文章がちらほらあってニヤリとしてしまう。アンドルーおじが、現場にいながらナルニアで起こったことやディゴリーの悲しみと冒険を理解していない、まったく視界に入っていないのはリアル。人は各々が自分の体験する宇宙を作り、他人はそれに干渉できない、いわゆる有名な「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」のセリフを思い出させる言述は前巻・「馬と少年」にもうかがえた。アスランとの別れの際に描かれる〈黄金色のさいわい〉は宗教的恍惚感を連想させて仏教の悟りにも通じるものがあるほどだが、決して宗教臭さはなく、子どもたちの心の強さを育む教育的な文章になっているのは見事だと思った。
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KL 2017.3.11-2017.3.17
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<閲覧スタッフより>
お屋敷のクローゼットが架空の世界と繋がっている!少年少女が偶然みつけた不思議な別世界は白い魔女が支配する「ナルニア国」。正義のライオン「アスラン」とともにナルニアを救う子どもたちの壮大な冒険物語。読み返すたびに新しい発見がある、不思議でどこか懐かしい世界が広がっています。
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所在番号:933.7||ルク||6
資料番号:10170684
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映画でも有名なナルニア国物語のひとつ。「ライオンと魔女」より以前の話(ウィキペディア参照)。なぜ衣装タンスなのか、なぜあそこに街灯なのかの由来が書かれている。個人的にはちょっと読みにくい文章に感じてしまったが、慣れてくるとドキドキしながら一気に読めた。