しおふきうす (てのひらむかしばなし 第2集)

  • 岩波書店 (2008年12月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (36ページ) / ISBN・EAN: 9784001163865

みんなの感想まとめ

北欧の昔話を明治期に日本向けに再話した作品は、独特の魅力を持っています。物語は、海の底から塩が出ているという幻想的な設定を通じて、読者を引き込む面白さがあります。著者の巧みな語り口と、イラストの美しさ...

感想・レビュー・書評

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  • 〝ある処に、兄と弟があった。 兄は利口者で金持ちだったが、弟は気が優しくて貧乏だった。弟は嫁さんを貰って、細々とくらしていた。 ある年の大晦日、弟の家では正月を前に、一粒の米もなくなってしまった。嫁さんの溜息を聞き「兄貴のとこさ行って、米一升借りてくるべ」...兄は「何たら情けない奴だ。そんたな、ろくでなしにやる米はない」と言って、弟を追い返してしまった...しかたなく、とぼとぼと山道を歩いていると、見知らぬ白髪の爺様と出会うことになり・・・〟“捨てる神あれば拾う神あり“ を訓話に例えた、むかし話です。

  • 海の水はなぜしおっからい?
    その謎がとける昔話絵本。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「この昔話は、『塩吹臼』(佐々木喜善『老媼夜譚』郷土研究所 所収)をもとに再話しました。」(引用)
    と記載されていましたが、この絵本ではもとの本の全エピソードが再話されているのでしょうか?

    ちなみに再話とは→昔話・伝説、世界の名作文学などを、子供向けにわかりやすく書き直したもの。(コトバンク、デシダル大辞泉より引用)

    貧乏な弟が、こびとたちから石臼をもらってくるときに、下駄の間にこびとを挟んでしまい、あやまるエピソードがはいっていたのですが、このエピソードは必要だったのか?と疑問に思ったからです。
    あとあと、何かのエピソードにつながるのかと思いきや、なんにもつながらず、エピソード自体の意味もよくわからず、蛇足だなと感じてしまいました。

    また絵についても、線と色づかいが“現代風”だなあ…とも感じました。
    どの絵もきれいな発色なのですが、きれいすぎて、弟がひどく貧乏で本当に困っている感じが、絵からはあまり伝わりませんでした。
    キーパーソンである「しらがの」じいさんも、初登場シーンでは背景色と一体化してしまい目立たず、白髪という文の情報でおじいさんの姿を無意識に探していたため、「おじいさんなんていないじゃん」と思ってしまいました。

    文と絵の絡み合い具合が、もっと洗練されるといいなと思いました。

  • 長谷川 摂子 (著), 立花 まこと (イラスト)

    北欧の昔話を明治期に日本向けに再話されたもの

  • このお話は面白い。

    今も海の底ではウスから塩が出ている・・・・のかも。

  • でてきたこびとのイラストがとてもかわいらしいです。

  • 2009.6.6

  • ★図書館

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著者プロフィール

長谷川摂子(はせがわ せつこ)1944~2011島根県生まれ。東京大学大学院哲学科を中退後、公立保育園で保育士として6年間勤務した。その後、「赤門こども文庫」「おはなしくらぶ」主宰。絵本に『めっきらもっきら どおんどん』『きょだいな きょだいな』『おっきょちゃんとかっぱ』『はちかづきひめ』『みず』『さくら』『きつねにょうぼう』『かさ さしてあげるね』『おじょらぽん』、童話に『人形の旅立ち』、著書に『子どもたちと絵本』『絵本が目をさますとき』(以上、福音館書店)などがある。

「2016年 『ぐやん よやん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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