ペーパータウン (STAMP BOOKS)

制作 : 金原 瑞人 
  • 岩波書店
3.52
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本棚登録 : 111
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001164022

作品紹介・あらすじ

平凡な高校生クエンティンが、物心ついたころから恋していた幼なじみ、マーゴ。ある晩を境に忽然と姿を消したマーゴのゆくえを追ううちに、クエンティンは、彼女の意外な一面を発見していく。新世代青春小説の旗手、ジョン・グリーンによるエドガー賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の僕クエンティンは、幼なじみのマーゴに恋している。マーゴは学校の中心にいて、イケている奴らと付き合っている。一方クエンティンの親友はベンとレイダーの二人。イケてはいない。卒業間近にクエンティンはマーゴのミッションを手伝うことになる。内容はマーゴの取り巻きに対する決別を込めた復讐だった。
    その翌日からマーゴは姿を消してしまう。クエンティンのマーゴ探しが始まる。
    私はクエンティンのマーゴを見つけなくちゃという焦りを、滑稽に思ったり、マーゴの意志の強さに驚いたりしながら読んだ。
    途中、搜索が進展しないので中だるみに感じたが、クエンティンとベンとレイダーとレイシー(マーゴの元親友でベンの彼女)の4人が車でマーゴのところに向かう最後のくだりは、疾走感が有りまさに高校生の青春が描かれていて引き込まれて面白かった。

  • 高校生のクエンティンが突然姿を消したマーゴを捜すため、友人たちと奮闘する。出てくる登場人物たちのキャラクターが一人ひとりが魅力的に描かれている。
    ペーパータウンとは地図の盗用防止のために作られた地図上にのみ存在する場所のこと。これがキーワードになって物語は進んでいく。

  • 僕の家に隣に住んでいる幼なじみのマーゴはとびきり魅力的な女の子だ。
    カッコイイ彼氏が居るし、どこに居ても目立つ存在。彼女の武勇伝の数々は夏の嵐のごとく学校中を吹き荒れている。
    ある日の夜、マーゴが突然僕の部屋にやって来て「車を出せ」と言い出した。11個のミッションをクリアするために僕に協力しろ、と言うのだ。
    それは浮気をした彼氏や裏切った友人たちへの復讐であり、かねてからマーゴがしたいと計画していたことを実現するための夜だった。
    一晩中彼女に連れまわされた僕は、なぜだか分からないが満たされた気持ちでその日を終えた。
    しかし、マーゴはその日の夜を最後に姿を消してしまったのだった…。

    突然姿を消したマーゴを友人たちに協力してもらって、探しに行く青春物語でした。
    ずっと先の未来じゃなくて、今この瞬間が何よりも大切で、卒業式をドタキャンしてまでマーゴを探しに飛び出してしまう主人公たちがほんと青春してて胸熱でした。

    でも語られてる内容はもっともっと深いもので、誰もが「理想」を他人に押し付けて生きているということに、はっと気付かされる1冊でした。
    たとえばマーゴを探す中で主人公が友達のベンに怒った時、それをもう一人の友達レイダーが、自分にも相手にもいいところも悪いところもあるけれど、それが自分だし、相手もそうなんだから、いいんだって諭すところで、「ベンを自分の思い通りにするのはよせ」という結論に、ああそうだよなぁって思ってしまった。自分の思い通りに動いてくれないから、相手に対して怒っちゃうんだって。

    そしてそれはマーゴと再会した時にも突き付けられることで。
    マーゴに「あんたがここに来たのは、かわいそうなマーゴちゃんが病んでいるから助けてあげたかったからでしょ!」「あんたがむかついてんのは、小さい頃から頭のなかで想像してきた理想のあたしに対してでしょ!」って言われて、マーゴを助けるために来たつもりだったけど、彼女は探して欲しいなんてこれっぽっちも思ってなかったっていう現実。心に突き刺さりました。主人公が探したいから探してただけだったんだって。

    マーゴという女の子はみんなの「理想」通りに生きてきて、ある日それが「本当の自分じゃない」って気づいちゃった女の子だったんだなぁって。それでこのままじゃいけないと思って、飛び出してしまった。
    でも明らかにヒントを残してたのは、どこかで誰かにそれを知って欲しい気持ちがあって、ついに今回主人公が見つけてくれたら、本当の自分を知ってもらえたんだと思います。

    この二人の未来は物語の中で語られなかったけれど、たぶんしばらくは別々に生きながらも、連絡は取り合ってまた大人になったら再会するんだろうなぁと信じたい。

  • 高校生活の最後を飾るダンスパーティや卒業式が舞台となる傍ら、幼馴染みのイケてる女の子、マーゴが失踪。マーゴを探しながら自分とはなにか、どんな存在かを探し求めるクェンティンはとても10代の子どもであり、18歳の大人でした。
    理想でつくられた片思いの女の子を悩みながら探すあたり、読んでいてノルウェイの森をはじめとした村上春樹作品を彷彿とさせました。
    本作品は非常に読みやすく、YA小説らしかったです。

  • 自分ってなんだろう?自分にモヤモヤしたことがある人はヒロインの行動を受け入れられると思う。多少ぶっとんでいるけれど「アメリカの話」というフィルターのおかげですっと入ってきた。同じ話で舞台は日本、主人公は日本の高校生だと拒否反応が出るかもしれない…。映画を見てつまらなかった人に読んでほしい。爽快で素敵な作品でした。

  • ポップな小説

  • It was "meh".

  • 2014年10月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
    通常の配架場所: 開架図書(2階)
    請求記号: 933.7//G82

  • アメリカのいまどきのYAの生態がよくわかる。金原さんのライトな訳でも、まっとうなテーマをまっとうに追求するものだから冗長というか、後半読み疲れてしまった。

  • アメリカの高校生が活き活きと描かれていて、
    興味深くよみました。

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