さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)

  • 岩波書店
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784001164053

感想・レビュー・書評

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  • 映画を観てから原作を読みました。
    あっという間に読んでしまいました!
    アムステルダムのレストランで私もあのシャンパンを飲みたい、全ての星をボトルに詰めたシャンパンってどんな味かな?素敵な表現の仕方

  • 読んだのは去年の冬か春頃。号泣号泣。男性作家が書いたものでティーンの女の子の気持ちがよく表現できるなと思った。男性作家が書く女性って気持ち悪い理想像と都合よく扱う人に当たるから。達観して大人びて早く大人になってしまうのが切ない。ありがちなストーリーだから読む前はバカにしてたんだけど号泣。こういう涙物語はたくさんあってうんざりしてるけど、どれかかにハマる。映画化されても映画館には見に行けない。始まりから終わりまでウオンウオン泣くだろうから。映画雑誌の掲載記事を読むだけで涙が出てきちゃうほど条件付けられてしまった。

  • 単純な闘病お涙頂戴ではない、という評価を聞き読んでみた。
    病気になるって、健康な人からは見えない部分が色々あるんだよなって改めて思う。
    弔辞のところがぐっとくる

  • 久々に海外物読みました。
    比喩がやっぱり日本の表現と違ったりして。久しぶりだと新鮮に感じました。
    良かったです。
    映画をどう撮っているのか俄然興味が湧きました。

  • 「きっと、星のせいじゃない」って映画の原作
    英語のタイトルもそんなかんじ
    でも邦題の「さよならを待つふたりのために」ってのもすき
    たまに日本語版はぜんぜんちがう小説や映画のタイトルあるけど、けっこうセンスあるのが多い気がする(わかりやすかったりとか)

    肺が機能不全で常にボンベをつけて歩く女の子と(頭がいい)
    バスケのスター選手だったイケメンな男の子(骨肉腫で片足がない)の恋愛

    身近にある不幸を感じさせない強さがある(ユーモアとして語ったりできる)

    忘れ去られる恐怖とか死後の世界とか
    長く生きられない自分が相手の大切な人になる罪悪感とか

    16歳、17歳だけど
    大人っぽい(さすがアメリカ!)

    眼のがんで両目が見えなくなる男の子のエピソードがやっぱりぐさぐさくる
    眼が見えなくなるってけっこうヘビーだと思う

    子どもでがんになるのは本人ももちろんだけど
    親や周りのひとがつらい
    ってことがよーくわかった

  • 死のあり方とは?
    映画が待ち遠しいです。

  • 甲状腺がんの16歳のヘイゼルと、骨肉腫で片脚を失っている17歳のオーガスタスとの恋の物語。

    一時は死の危機をさまよい、奇跡的に生きながらえたヘイゼルだが、がんは消えたわけではない。自力で呼吸できないから、酸素ボンベをカートに乗せなくては外出できないヘイゼル。
    母親の薦めで、癌患者のサポートグループに参加したヘイゼルは、そこで、片足を失ったオーガスタスと、目を摘出することになっているアイザックと出会う。
    病気になって以来、恋なんて出来ない、しないと思っていたヘイゼルだが、オーガスタスに惹かれて行く。

    ともすれば、お涙頂戴もしくは、まじめくさった闘病物になりがちな設定。けれど、シニカルに、コミカルに、時にストレートに苦しみを吐く。

    二人が好きな本『至高の痛み』のラストに納得いかず、続きが知りたい二人は、作者・ピーター・ヴァン・ホーテンを訪ねて、アメリカからオランダへゆく。
    が、そこでも予期せぬ結果が待っていた。
    急激に病状を悪くするオーガスタス。
    死と、死にゆく人と、それを看取る家族の気持ちが、丁寧に描かれている。

  • 死は終わりじゃない。
    ただ次の世界に行っただけ。
    その人はいつもその少しだけ違う次元の向こうにいる。
    ただ、もう触れることも、見る事もできないだけ。
    ただそれだけのことなのに、涙が止まらない。

  • 読まなくても良かった。どちらかというと。村山聖を読んだ後になって書いている感想文なので仕方ないとは思うのだけど。作者に「その後」をせまる姿勢も個人的には粋美でない様に思うし。透明感は好きでした。少し泣きました。でも「聖の青春」との並列読みはせずが吉。と思う。

  • アイザックと「ペーパータウン」のベンのキャラクターが似てるなあと思ったら、同じ作者だった。ちょいちょい引用される詩にすっかりやられた。映画化楽しみです。

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著者プロフィール

John Green

1977年,インディアナポリス生まれ.オタク的感性と高い文学性,エンターテインメント性を兼ね備え,2005年発表のデビュー作『アラスカを追いかけて』で2006年度マイケル・L・プリンツ賞受賞.『ペーパータウン』でエドガー賞ヤングアダルト部門賞受賞.『さよならを待つふたりのために』でTIME誌の2012年度の小説1位に選ばれるなど,今もっとも注目されている作家.弟のハンク・グリーンとYouTubeに動画を投稿する,Vlogbrothersの活動でも知られている.

「2019年 『どこまでも亀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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