- 岩波書店 (2014年3月26日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784001164091
みんなの感想まとめ
愛する人を失った後の心の痛みと再生を描いた物語は、15歳で亡くなった少年トーマスと彼を取り巻く人々の視点から語られます。幽霊となったトーマスは、恋人オルフェーや母親、祖父に見える一方で、自身の存在が彼...
感想・レビュー・書評
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15で死んだ少年。少年の死を受け入れられない周りの人には彼が幽霊となって見える。残されたものの悲しみが描かれる。でも幽霊の自分にはなんにもできないんだよね……。
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15歳で死んだトーマスと遺された人々の物語。恋人のオルフェーが、トーマスを忘れられずに苦しむ姿と記憶としてのこしながら立ち直っていく姿を見つめているトーマスの気持ちを想像すると苦しくてやりきれなくなる。でもそれは、私がトーマスであったらの話で、トーマス自身はいたってクールだ。遺されたものと、いってしまったものとは、こんなものなのだろうか。星3つは、好みの問題。おそらく、トーマスはみなの記憶からうすれ、遺されたものたちは新しい時間を生きていくのだと思う。狭量な私には、それがさみしくて受け入れられない。
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交通事故で死んでしまったトーマス(15歳)。彼女のオルフェー・母親・祖父には、死んだトーマスが見える。トーマスの影から抜け出せないオルフェーや母親、壊れていく両親の関係をオルフェーの目線で見つめる。亡くなった人から関連する過去の出来事、後悔。
崩壊しそうなオルフェーと母親の再生と祖父の死を静かに見つめる。
愛する人を失う事の心の痛みを様々な愛の形をとおして問いかける。オルフェーと母親は立ち直っていく気配を感じさせて終わるのだが、老齢の祖父の死だけでなく、悲しい読後感も残る。
西村由美の作品
