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Amazon.co.jp ・本 (318ページ) / ISBN・EAN: 9784001164275
作品紹介・あらすじ
原発事故後のチェルノブイリの森でたくましく生きぬいた子犬のゾーヤと、その子ミーシャ、そしてゾーヤの飼い主だった少女ナターシャの運命を追う壮大な物語。野生のオオカミやクマやヤマネコがすむ森でくりひろげられる動物たちのスリルあふれる冒険の歳月を、カーネギー賞作家が生き生きと描く。挿絵はキース・ロビンソン。
みんなの感想まとめ
過酷な自然環境で生き延びる犬たちの物語は、愛と勇気、そして運命の不条理を描き出します。チェルノブイリ原発事故を背景に、主人公の少女ナターシャと彼女の子犬ゾーヤが引き裂かれ、ゾーヤは野生の中でサバイバル...
感想・レビュー・書評
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飼い犬が野生化し、過酷な自然の中で知恵と勇気を絞って生き延びてゆく、という設定は、無情な自然に振り回されたり愛や安心を求めては挫折を味わう犬の姿にもの悲しさを感じると同時に、圧倒的な相手に勇敢に立ち向かう姿には熱いロマンを見せてくれます。
主人公のもとにやってきた子犬・ゾーヤは、愛情をたっぷり注がれる、と思ったその晩、チェルノブイリ原発事故により1日も立たずに人の力を借りずに生き延びねばならなくなります。
あらたな人間との出会い、オオカミとの逢瀬、そして子育て。やがて彼女とオオカミの血を引いた息子・ミーシャの冒険を通して、数奇な運命の環の全体像が見えてきます。
犬の視点から描かれる場面と、その犬と触れ合う人の視点での語りのバランスが良く、ボリュームのある作品ですが飽きずに最後まで読み進めることができました。
ひょっとすると、東日本大震災の後の福島第一原発事故でも、同じようなことがあったのかも、と思うと他人事ではありません。とはいえ、日本の山ではオオカミのような敵はいないと思いますから、ロシアの森林に比べれば生きやすいのかもしれませんが……
かつて人間に変われていた犬が野生化し、群れをつくって脅威に立ち向かうところなど、どことなく漫画「銀河;流れ星銀」のシリーズを思い出しました。 -
チェルノブイリ原発事故で前日の誕生日にもらったばかりの子犬と離れ離れになったナターシャ。3日で戻れると言われ、餌とともに家に残していった子犬のゾーヤ。結局生き別れとなってしまうわけだが、そのゾーヤとゾーヤの子ミーシャのサバイバルストーリー。野犬となった数々の飼い犬たち、熊、オオカミ。一人森の小屋に残る老女。それぞれの生き方の物語。
人間たちの奢りの犠牲になるのは、何も知らない動物たちということか。あぁ、福島を思いやる。 -
原発事故後のチェルノブイリの森でたくましく生きぬいた子犬のゾーヤと、その子ミーシャ、そしてゾーヤの飼い主だった少女ナターシャの運命を追う壮大な物語。野生のオオカミやクマやヤマネコがすむ森でくりひろげられる動物たちのスリルあふれる冒険の歳月を、カーネギー賞作家が生き生きと描く。挿絵はキース・ロビンソン。
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チェルノブイリ原発事故。放棄される街に取り残され野生で生きることになった子犬と、その子犬を手放すことで心に深い傷を負った女の子のお話。
犬の物語のウエイト多め。兄弟と遊んで、母犬にごちそうをもらって、のんきな子犬のストーリーからふとした時に、まるで晴天にさっと雲がかかるように一瞬で生死を分つ危険な世界に変わる野生の暮らし。
ジュブナイル小説は良作が多いと思う。自分も、10代の頃に読んでいまだにふとあれを再読したいなと思う小説がある。子ども向けの文学作品投票にノミネートされていたので読んでみたけど良かったです。もう投票は終わったけど他のノミネート作品も読んでみます。 -
2024年カーネギー賞作家賞ロングリスト。チェルノブイリ原発事故で、少女ナターシャはまだ子犬のサモエド犬をおいていかなければならなかった……。それから年月がたち、森に生まれた犬ミーシャは、厳しい森での生き方を少しずつ学んでいく……。
すごい物語だった。もちろん原発事故が原因ではあるのだが、中心は野生の動物たちの生と死。その迫力がすごい。戦い、食料を勝ち取り、ただひたすらに生きていく。本当にドキュメンタリーのようだった。そこにほんのわずかな奇跡。弱肉強食の世界で、ミーシャとゾーヤがその奇跡に生かされる。
ヤマネコってこんなに恐ろしいんですね……。 -
チェルノブイリ原発事故のあと、その地に残された犬が死線をくぐりぬけ生き延びていく様子を追ったYA小説。文章は読みやすい。
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933/マ
アンソニー・マゴーワンの作品
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