ジャン・クリストフ 全4冊セット

  • 岩波書店 (2003年9月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (2306ページ) / ISBN・EAN: 9784002010700

作品紹介・あらすじ

ライン河畔の貧しい音楽一家に生れた主人公ジャン・クリストフは,人間として,芸術家として,不屈の気魄をもって,生涯,真実を追求しつづける.この,傷つきつつも闘うことを決してやめない人間像は,時代と国境をこえて,人びとに勇気と指針を与えてきた.偉大なヒューマニスト作家ロマン・ローランの不朽の名作.

みんなの感想まとめ

人間として、芸術家として真実を追求し続ける主人公ジャン・クリストフの姿は、読者に深い感動を与えます。彼の苦悩と孤独、友情を通じた成長は、時代や国境を超えて共感を呼び起こし、多くの人々に勇気を与えてきま...

感想・レビュー・書評

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  • 『ジャン・クリストフ』ロマン・ローラン著,岩波文庫(全4巻),みすず書房ロマ
    ン・ロラン全集(全4巻)
    注:ノーベル文学賞を授与されたフランス人作家の大長編小説。長編の教養的小説
    は,大学生ならではの読書体験であり,その出会いは生涯にわたる指針となる。本書
    に限ることはないが,大学生になったからには,これまで読んだことないジャンルの
    大長編へ是非挑戦して欲しい。例えば,ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』が面白
    かった人は,同じフランス人作家ヴィクトル・ユーゴーの原作もお薦め。大長編は,
    大学卒業後に読み切る時間を持つことは難しく,一生後悔することになるかもしれな
    い。(志村 喬教授より)

  • ロマン・ロランは65年前、1944年12月30日に78歳で亡くなったフランスの小説家。その名前は、かつて私にはとても敬虔な響きを持っていました。

    ベートーベンをモデルにしたといわれる主人公・ジャン・クリストフというドイツの音楽家に、三世代に及ぶ100人を越える群像がからむヨーロッパ世界を描きつくそうとした壮大な物語。
    夢や冒険が待っている訳ではありませんが、悩み闘う活き活きとした姿に自分を投影するという、まさに典型的な感情移入型の読み方にスルッとはまってしまいます。

    この『ジャン・クリストフ』といい、その姉妹編の『魅せられたる魂』といい、どうしてあれほど熱中して読むことが出来たのか、たとえば3日間徹夜して読んでも平気だった10代の強靭な精神と肉体を有した私、今からでもその頃の自分に会って、何故あれほど寝食を忘れて没頭して読めたのか聞いてみたい気がしないでもありません。

    授業中でも、数学の教科書の中に挟んでカモフラージュして読み、得意の水泳の時間も体調が良くないからといってプールサイドで見学しながら読み、お弁当も夕食も食べたか食べないかよくわからず、制服のまま一睡もせず三日三晩なにかにとりつかれたように読書する狂気じみた行為。

    もちろん、読書とは苦痛でも強制でも逃避でもなく、明確に視覚と精神と思索の快楽のためにあることは自覚的に身につけていましたし、そのためにこそあらゆる万難を排して没頭するという極端な行為に走ることは、むしろ賞賛されるべき過激さで少しもおかしくないものでしたが・・・・・。

  • ドイツ・ライン川中流の小都会、放蕩で身を持ち崩した貧しい音楽家の家に生まれたジャン・クリストフの一代記。

    良い本、というより、良き友、いう方がしっくりくる本です。
    クリストフは、いやそこまで闘わんでも……と呆れるほど、世の中とぶつかってばかりいます。正直くどいです。世界はこんなにも絶望的に辛い場所なのかと、悲しい気持ちにも。

    でも読み進めるにつれ、これは世界の美しさを信じ、また愛していた人が書いた物語なんだとわかってきました。
    なんど暗闇に落とされても、光を見出し、立ち上がる。クリストフと世界との新しい巡り会いに、生きることを心から愛し、闘うこと、歩むことをやめないクリストフの姿に、何度も勇気づけられます。
    ページをめくる手のひらに、息遣いを感じるすごい物語。読み通すのは結構ハードで時間がかかりますが、いずれまた、読みたくなる気がします。

  • ロマンロランらしさが最もまっすぐに出ている大河小説。現代にはもうそぐわないのかもしれないが、思い出深い作品です。

  • その構想力に圧倒された。多くの人々が大きな影響を受けたであろう。岡本太郎もそのひとりではないか。

  •  上質なハリウッド映画。

  • ボスに
    「読みなさい」
    といわれて、amazonで発注。

    一巻を読み終える。

    序盤は何とも面白みを感じないが、
    中盤からは物語がジャンクリストフを中心に動きだすので、
    おもしろくなってくる。

    しかし、そのほとんどが少年時代、青年時代の「愛」の話なので、
    よくある青春劇といえばそうなのだけど。

    全4巻のうち、一巻だけなので、まだ何ともいえないが、
    こういう人(ジャンクリストフ)が主人公として成立する文学としての意味性が正直よくわからなかったりする。

    なぜなら、主人公は、超優秀な人、でもないし、オタク、というわけでもないし、平凡な人、または、努力家というわけでもない。
    一般的な今の小説(マンガ)の主人公像に重ね合わせられないからだろうか。

  • ロマン・ロランの長編小説。ドイツ・ライン川中流の小都会に生まれた音楽家クリストフを主人公に3代を描いた大河小説。

  • もう一回ピアノを弾こうと思った。

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著者プロフィール

とよしま・よしお
1890(明治23年)~1955(昭和30年)。
日本の小説家、翻訳家、仏文学者。
久米正雄、菊池寛、芥川龍之介らとともに
第三次「新思潮」の同人として世に出る。
代表作に、
短編小説集『生あらば』(1917年)、
中編小説『野ざらし』(1923年)、
随筆集『書かれざる作品』(1933年)、
長編小説『白い朝』(1938年)、
短編小説集『山吹の花』(1954年)など。
当時ベストセラーになった『レ・ミゼラブル』の翻訳で知られる。
太宰治の葬儀の際には、葬儀委員長を務めた。

「2018年 『丘の上 豊島与志雄 メランコリー幻想集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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