ジャン・クリストフ 全4冊 (岩波文庫)

制作 : 豊島 与志雄 
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  • / ISBN・EAN: 9784002010700

感想・レビュー・書評

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  • 『ジャン・クリストフ』ロマン・ローラン著,岩波文庫(全4巻),みすず書房ロマ
    ン・ロラン全集(全4巻)
    注:ノーベル文学賞を授与されたフランス人作家の大長編小説。長編の教養的小説
    は,大学生ならではの読書体験であり,その出会いは生涯にわたる指針となる。本書
    に限ることはないが,大学生になったからには,これまで読んだことないジャンルの
    大長編へ是非挑戦して欲しい。例えば,ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』が面白
    かった人は,同じフランス人作家ヴィクトル・ユーゴーの原作もお薦め。大長編は,
    大学卒業後に読み切る時間を持つことは難しく,一生後悔することになるかもしれな
    い。(志村 喬教授より)

  • カバーから:人間として、芸術家として、生涯不屈の気魄をもって真実を追究し続ける音楽家ジャン・クリストフ。傷つきつつも戦いをやめない彼の姿は、時代と国境をこえ、人々に勇気と指針を与えてきた。偉大なヒューマニスト作家ロマン・ロランの不朽の名作。
    2:高く掲げた理想主義の背後に潜む虚偽。』クリストフはドイツ芸術の偽善に激しく戦いを挑んだ。社会は敵意と無理解をもって答えた。苦悩と闘争の日々。ついにからはドイツをさる。行く先はパリ。だが逸楽の都パリの濁った空気は彼をいっそうひどい孤立に追い込む。
    3:「俺には一人の友がある!苦しいとき身を寄せられる一つの魂が!」孤独の闘いを続けるクリストフの前に現れたのがオリヴィエだった。彼との友情を通し、クリストフは虚飾の奥に隠されたフランスの真摯な知性、敬虔な魂の存在に眼を開かれてゆく。
    4:友オリヴィエの突然の死。人妻アンナとの愛の苦悩。運命が次々と繰り出す試練に絶望し、クリストフは山中に身を隠す。が、森を揺るがす春のうねりの中に、再起を命ずる神の声を彼は聞いた。新境地を得たクリストフの前にやがて明澄な世界が開けてゆく。

  • その構想力に圧倒された。多くの人々が大きな影響を受けたであろう。岡本太郎もそのひとりではないか。

  •  上質なハリウッド映画。

  • ロマン・ロランは65年前、1944年12月30日に78歳で亡くなったフランスの小説家。その名前は、かつて私にはとても敬虔な響きを持っていました。

    ベートーベンをモデルにしたといわれる主人公・ジャン・クリストフというドイツの音楽家に、三世代に及ぶ100人を越える群像がからむヨーロッパ世界を描きつくそうとした壮大な物語。
    夢や冒険が待っている訳ではありませんが、悩み闘う活き活きとした姿に自分を投影するという、まさに典型的な感情移入型の読み方にスルッとはまってしまいます。

    この『ジャン・クリストフ』といい、その姉妹編の『魅せられたる魂』といい、どうしてあれほど熱中して読むことが出来たのか、たとえば3日間徹夜して読んでも平気だった10代の強靭な精神と肉体を有した私、今からでもその頃の自分に会って、何故あれほど寝食を忘れて没頭して読めたのか聞いてみたい気がしないでもありません。

    授業中でも、数学の教科書の中に挟んでカモフラージュして読み、得意の水泳の時間も体調が良くないからといってプールサイドで見学しながら読み、お弁当も夕食も食べたか食べないかよくわからず、制服のまま一睡もせず三日三晩なにかにとりつかれたように読書する狂気じみた行為。

    もちろん、読書とは苦痛でも強制でも逃避でもなく、明確に視覚と精神と思索の快楽のためにあることは自覚的に身につけていましたし、そのためにこそあらゆる万難を排して没頭するという極端な行為に走ることは、むしろ賞賛されるべき過激さで少しもおかしくないものでしたが・・・・・。

  • ボスに
    「読みなさい」
    といわれて、amazonで発注。

    一巻を読み終える。

    序盤は何とも面白みを感じないが、
    中盤からは物語がジャンクリストフを中心に動きだすので、
    おもしろくなってくる。

    しかし、そのほとんどが少年時代、青年時代の「愛」の話なので、
    よくある青春劇といえばそうなのだけど。

    全4巻のうち、一巻だけなので、まだ何ともいえないが、
    こういう人(ジャンクリストフ)が主人公として成立する文学としての意味性が正直よくわからなかったりする。

    なぜなら、主人公は、超優秀な人、でもないし、オタク、というわけでもないし、平凡な人、または、努力家というわけでもない。
    一般的な今の小説(マンガ)の主人公像に重ね合わせられないからだろうか。

  • ロマン・ロランの長編小説。ドイツ・ライン川中流の小都会に生まれた音楽家クリストフを主人公に3代を描いた大河小説。

  • もう一回ピアノを弾こうと思った。

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著者プロフィール

Romain Rolland(1866-1944)1866年フランス中部のニエーヴル県クラムシーに生まれる。1880年パリに転居。エコール・ノルマル・シュペリウール(高等師範学校)卒業と同時に歴史の教授資格試験に合格。教鞭をとる傍ら戯曲や音楽評論を発表し、1913年に小説『ジャン・クリストフ』がアカデミー・フランセーズ文学大賞を受賞。1914年8月、スイス滞在中に第一次世界大戦が勃発、この地で戦闘中止を訴えた。1916年ノーベル文学賞受賞。戦後は反ファシズム活動に参加、第二次世界大戦中はナチスに抗しながら執筆を続けた。1944年没。代表作は他に『ベートーヴェンの生涯』、『戦いを超えて』、『先駆者たち』、『クレランボー』、『魅せられた魂』、『革命によって平和を』など。

「2015年 『ピエールとリュース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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