今昔物語集☆(全4冊)☆ (岩波文庫)

  • 岩波書店 (1970年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1774ページ) / ISBN・EAN: 9784002010915

作品紹介・あらすじ

全篇の冒頭が「今は昔」で始まる、平安末期に成立した説話集の最高峰。天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)の三部構成で、それぞれ仏法篇、世俗篇に大別される。仏法篇は釈迦の誕生から日本への伝来を物語り、世俗篇は人間の様々な生態を描き尽くす。本文庫では「天竺・震旦部」一冊、「本朝部」三冊に約四百話を抄録。


* 全巻構成 *

◇本朝部(上)
本冊には巻1から巻18までを収める。全篇の冒頭が「今は昔」で始まる、平安末期に成立した説話集の最高峰。「本朝部」3冊では約400話を抄録。

◇本朝部(中)
本冊に収めるのは巻19から巻26まで、物語性豊かで世俗臭の濃厚な説話群となる。天狗異類譚、因果応報譚などの仏教関連説話から、栄華を極めた藤原一門、怪力無双の僧俗男女、芸道術道の名人上手のエピソード、台頭してきた平安武士の棟梁源平二氏の武勇、地方の民間伝承など、多様な題材の珍譚奇聞が読者を魅了する。

◇本朝部(下)
本冊には巻26から巻31を収める。宿報、霊鬼、世俗、悪行—いよいよ。『今昔物語集』本朝部のクライマックスである。芥川竜之介の「藪の中」「羅生門」をはじめ、室生犀星の王朝ものか福永武彦の「風のかたみ」など、数多くの作家たちの想像力をかきたて、数多くの作品がここから生まれた。

◇天竺・震旦部
インド・中国の説話を収める。天竺(インド)部は、釈迦の生涯からイソップを髣髴させる動物説話群。震旦(中国)部は、中国への仏教の伝来に始まり、秦の始皇帝の治世、項羽と劉邦、玄宗と楊貴妃など古来なじみの話や荘子・孔子らのエピソード。仏法篇から世俗篇という構成は、「本朝部」と共通している。本文庫版『今昔』全4冊完結。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

池上 洵一 (イケガミ ジュンイチ)
1937年岡山県生まれ。1960年神戸大学文学部卒業。1966年東京大学大学院博士課程単位取得中退。現在、神戸大学文学部教授。
著書:『今昔物語集』1~10(東洋文庫・平凡社・共著)、『三国伝記』上・下(中世の文学・三弥井書店)、『島原松平文庫蔵古事談抜書の研究』(和泉書院)、『今昔物語集 三』(新日本古典文学大系・岩波書店)、『江談抄中外抄 富家語』(新日本古典文学大系・岩波書店・共著)、『修験の道―三国伝記の世界』(以文社)など。

「1999年 『〈新版〉今昔物語集の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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