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- Amazon.co.jp ・本 (3208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002011257
感想・レビュー・書評
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いかにも堅そうなタイトルだが、実は恋愛小説のような人間ドラマである。
非常に登場人物が多く、視点も頻繁に移り変わりややこしい。
中身の濃い本だが、一言で言えば、違う人間同士が「分かり合う」事の明るさを語っている感じ。
情景描写が多く、異国の雰囲気が味わえて気持ちが良い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言わずとしれた大作。長い、人物多い、読みづらい。
でも、人物が頭に入る2巻目くらいからはそれなりに楽しめた。
ロシアでの戦争のなか、愛や生き方を模索する貴族たちの物語。
大河ドラマ的な群像劇。
高潔で知的なアンドレイが大好きだったので、彼の結末はあまりにも悲しかった。
彼の出てこなくなる終盤は、読む気が失せて大変だったw
ヒロインであるナターシャの結末は、おとぎ話的なハッピーエンドではない。
誰もがうらやむ幸せではなく、誰もが手に入れる幸せを選んだ彼女。リアリティはあるけど。
主人公格のピエールには、残念ながら全く感情移入できず、興味も湧かなかった。
読むのは結構大変だったけど、読んでよかったと思う。
でも多分、読み返すことはないかなw