文学部唯野教授 (同時代ライブラリー)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 160
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002600970

作品紹介・あらすじ

究極のパロディか、抱腹絶倒のメタフィクションか。大学に内緒で小説を発表している唯野先生は、グロテスクな大学の日常をのりきりながら、講義では難解といわれる現代文学理論を快刀乱麻に料理して行くのであったが…。「大学」と「文学」という二つの制度=権力とわたり合った、爆笑と驚愕のスーパー話題騒然小説。

感想・レビュー・書評

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  • 電子辞書で文学部と調べたら出てきた一冊。唯野教授の講義と生活のドタバタが中心。大学が抱えるどろどろが大学の印象を大きく変えた。開始二ページ目に出てくる、唯野教授の学生の見方がたまらない。

  • 『旅のラゴス』読了後、思い立って久方ぶりに手に取る。
    確かこの本、大学の日本文学論(?)か何かの講義でテキストとして取り上げられたんでは。
    今読み返すと、非常勤講師だったはずのそこそこ若かったような気がする先生は捻りを利かせたチョイスとして意気込んで取り上げたんだろうか?今ならその気持ちや狙いを推測しようとは思うが、悲しいかな当時の無知な当方には全くその気持ちは伝わらない。むしろ筒井康隆という異様な作家の存在を知らしめてくれて有難しと思った記憶しか残っておりません。
    とまぁ脱線気味の感想をだらだらと書きましたが、筒井さん、吠えてますなぁ。よほど批評家なるものの存在につき腹に据えかねていたんだろうか。得意のパロディという形態を取り、人生とかけ離れたような小賢しい分析を小っちゃくやってるなと攻撃的に見せかけて、その実照れ隠しでただ単純に愛を感じ語ろうよ、それが小説ってもんでしょということを主張したかったんではないかな。締めなんかそれこそロマンティックですから。

  • どひゃあ、39万部だと。「笑犬楼よりの眺望」301ページ参照。作品中のエピソードはすべて実際にあった物だそうな。実際にあったことだから書く値打ちがあると。筒井の過去のドタバタにしか見えなかった。文学理論興味なかったからすべて飛ばして、いま理論だけ考察。どれで「道化師の蝶」なぞを解体すればよいのかなと考え中。

  • 文学部じゃないので唯野教授の講義はまるでわかりませんでした^p^

  • 現代思想・文学理論

  • 大学のこと、文学のこと、ややこしくて俺にはまるで消化できませんでした・・・。
    もっと勉強してから読み返す必要あり。
    ただ最期の目からウロコというか、もう1つ別視点の〆はよかったなぁ。
    おかげで読後感が最高に爽快。。。
    たった数行だけど、あの〆には作者の気遣い、親切さを感じますた。

  • ロシアフォルマリズムだとかで、筒井氏の脂ののっていた頃かな。面白かった。続編というか解説も出ましたね。

  • 岩波書店、1991年3月1日、第18刷発行、定価1300円(本体1262円)

  • めっちゃ面白い。ただ、どう読んだら面白いかは分からん。教授の世界を戯画化しつつ、小説内で文芸批評理論の解説を行う筒井っぷり爆発な小説。いい加減な批評が来ないように理論武装したのかな。ベストセラーになった当時の経緯を知らないからわからんなあ。とにかく面白い。どう面白いかうまくわかんないけど、とりあえず文芸批評理論の解説だけで面白い。単純に教授のスラップスティックの部分だけで面白いと思うし。

  • 自分が頭が悪いんだってことが、よくわかりました。

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著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

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