文学部唯野教授 (同時代ライブラリー)

  • 岩波書店 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (350ページ) / ISBN・EAN: 9784002600970

感想・レビュー・書評

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  • 電子辞書で文学部と調べたら出てきた一冊。唯野教授の講義と生活のドタバタが中心。大学が抱えるどろどろが大学の印象を大きく変えた。開始二ページ目に出てくる、唯野教授の学生の見方がたまらない。

  • 夕方に一つ仕事が片付いて、そのあとは何もやる気が起きなかったので、気分転換に筒井康隆の『文学部唯野教授』を読んだ。前読んだはずだが、今読むとかなり面白かった。悪い意味での文学的教養(つまりインテリ気取りの雑学としてのそれ)を誰も持たない近年では、大学関係者か文学好きにしか面白くないかもしれない。

  • 『旅のラゴス』読了後、思い立って久方ぶりに手に取る。
    確かこの本、大学の日本文学論(?)か何かの講義でテキストとして取り上げられたんでは。
    今読み返すと、非常勤講師だったはずのそこそこ若かったような気がする先生は捻りを利かせたチョイスとして意気込んで取り上げたんだろうか?今ならその気持ちや狙いを推測しようとは思うが、悲しいかな当時の無知な当方には全くその気持ちは伝わらない。むしろ筒井康隆という異様な作家の存在を知らしめてくれて有難しと思った記憶しか残っておりません。
    とまぁ脱線気味の感想をだらだらと書きましたが、筒井さん、吠えてますなぁ。よほど批評家なるものの存在につき腹に据えかねていたんだろうか。得意のパロディという形態を取り、人生とかけ離れたような小賢しい分析を小っちゃくやってるなと攻撃的に見せかけて、その実照れ隠しでただ単純に愛を感じ語ろうよ、それが小説ってもんでしょということを主張したかったんではないかな。締めなんかそれこそロマンティックですから。

  • どひゃあ、39万部だと。「笑犬楼よりの眺望」301ページ参照。作品中のエピソードはすべて実際にあった物だそうな。実際にあったことだから書く値打ちがあると。筒井の過去のドタバタにしか見えなかった。文学理論興味なかったからすべて飛ばして、いま理論だけ考察。どれで「道化師の蝶」なぞを解体すればよいのかなと考え中。

  • 文学部じゃないので唯野教授の講義はまるでわかりませんでした^p^

  • 再購入。

  • 現代思想・文学理論

  • 大学のこと、文学のこと、ややこしくて俺にはまるで消化できませんでした・・・。
    もっと勉強してから読み返す必要あり。
    ただ最期の目からウロコというか、もう1つ別視点の〆はよかったなぁ。
    おかげで読後感が最高に爽快。。。
    たった数行だけど、あの〆には作者の気遣い、親切さを感じますた。

  • ロシアフォルマリズムだとかで、筒井氏の脂ののっていた頃かな。面白かった。続編というか解説も出ましたね。

  • めっちゃ面白い。ただ、どう読んだら面白いかは分からん。教授の世界を戯画化しつつ、小説内で文芸批評理論の解説を行う筒井っぷり爆発な小説。いい加減な批評が来ないように理論武装したのかな。ベストセラーになった当時の経緯を知らないからわからんなあ。とにかく面白い。どう面白いかうまくわかんないけど、とりあえず文芸批評理論の解説だけで面白い。単純に教授のスラップスティックの部分だけで面白いと思うし。

  • 自分が頭が悪いんだってことが、よくわかりました。

  •  大学教授であり覆面作家である唯野の視点で、大学政治・出版の裏側を体験しながら間に文学批評の歴史の講義が入るというお話。<br>
     メタで且つベタなストーリがとっつきにくいけれど、ハイデガーやデリダに興味を持てたという点では参考になった。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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