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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784002601489
作品紹介・あらすじ
経済成長の陰に伏す療養者の歌、農村や工場の仕事の歌、愛と闘いをつつましく語る若者の歌…。朝日歌壇に寄せられた激動する時代の片隅の人びとの吐息と、喜びと悲しみを映しだす様々な短歌が、現代の代表的歌人に抄出されて、血の通う庶民の戦後史となった。
感想・レビュー・書評
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朝日新聞の朝日歌壇選者、近藤芳美氏による選歌集。35のテーマに分け、自分が選じた歌を当時の時事や感想をまじえながら紹介する体裁。自分が生まれる前の時代からの選が多いので、知らない言葉もたくさんあった。だけど、人ってそんなに変わらない。悲しみも喜びも、万葉集のころから少しも変わらない。
しあわせのうすき耳朶よと愛撫するみ手ありわれは薄幸ならず
という「療養所の女の歌」が忘れられない歌となり。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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