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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784002602967
みんなの感想まとめ
テーマは、スポーツ界での無名の英雄たちの物語であり、深い取材に基づくノンフィクションです。著者は、拳闘やプロ野球、競馬、ラグビー、登山など、一般には知られざる選手たちのプロ精神を巧みに描き出しています...
感想・レビュー・書評
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しっかりとした取材に基づくノンフィクション。基本的には中央公論などの雑誌記事をまとめたもののようである。掲載雑誌からみても、非常に筆力の強い文章で書かれた記事で、単純にインタビューをつなぎ合わせたような記事とは異なる。
競馬と野球以外の3種目は深くは知らない世界ではあるが、きっちりとした取材の経過とともに読み進めていくことになるので、イメージが膨らみやすい。こういう人が書くからこそ、日の当らない人物についての記述でも頭に入る。
ネット記事全盛の昨今はこういう重いノンフィクションはおそらくページビューを稼げないので流行らないと思われ、ある意味20世紀的ノンフィクションなのかな、とも思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
後藤正治が「掛値なしのプロ」と思う5人についてのノンフィクション。
拳闘、プロ野球、競馬、ラグビー、登山。その分野のファンでなければ(ファンであっても)知らない人物を取り上げています。
氏の筆が実に巧みで、華々しい成功譚のない人生の根底に流れているプロ精神をくみ上げる手腕は素晴らしいものでした。
寡黙そうな彼らの、おそらく言葉にしようのない思いをさらりとした手触りで表現しながら、どこか一か所にドンと響く部分を潜ませている。
清潔な林の空気を思わせる涼やかな後味でいて軽くない。
時代を越えて読ませる一冊だと思います。
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