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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784002603339
感想・レビュー・書評
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中沢新一 「 はじまりのレーニン 」
レーニン主義の思想源泉を探求した本。唯物論、グノーシス主義、三位一体説を レーニン主義の思想源泉として論述。
マルクス主義やヘーゲル哲学との違い、資本論と三位一体説、革命における党運営 のテーマはとても面白い。思索家として探求し、革命家として実践した 新しいレーニン像に出会える。
前半の唯物論は読むのがきつい。特に レーニンの唯物論を 「笑い」と つなげたところは イメージしにくかった。「笑い」とは 思考の外で、自然に起きる 原始的な意識の現れ? 客観が レーニンを 笑わせている感じ?
レーニンがヘーゲル等を研究した本「哲学ノート」は 難しそうだが 読んでみたい。
レーニンの革命思想「世界は人間を満足させず〜人間は自己の行動によって世界を変えようと決心する」
レーニンの唯物論=笑いの哲学
*笑い=原始的で言語に表せないもの=人間の本質の根底に立ち、精神を無底の空間へ導く
*唯物論=物質への接近を実践すること
*物質=笑いが導く無底の空間
*物質の性質=人間の意識の外に存在する性質、客観的実存である性質→ 自己運動しながら、自然と生命と意識を作り出す
*唯物論は 意識の外にある客観的実在を認める→実践によって、客観的実在に接近しようとする
*客観=人間の意識の外部にある→経験の組織化がなくても、客観は実在する
*唯物論的な意識は 自分の世界を非現実と考える→実践によって客観的な新しい世界を創造
*意識と物質の 同一かつ異和の関係→意識は客観を反映する
「意識の外にある 客観的的実存、レーニン的物質が 人間の底に触れ、それを押し上げようとするとき 笑いが生まれる」
ヘーゲルの「精神」と レーニンの「物質」に共通点が多い
*ヘーゲル〜精神と言う自己運動において 客観が実在し、主観が開示する
*精神=主観と客観が対立しながら同一であるような運動
*レーニン〜精神を物質に変えるだけ→ヘーゲルの精神は人間を笑わせない
レーニンの「物質」は ヘーゲルの「精神」がためらっている 存在(有)の底を破って、ピシェスとゾーエーの運動の内部へ
レーニンの決断は 意識と無意識の接触面で行われていた
*意識が 〜思考の外の客観に触れる
*客観が レーニンに何かを告げ、レーニンが決断する
*いったん決断したら、反対されても彼は動揺しない
*客観が〜破壊的な主観に対して破壊者を破壊すべく笑っている
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おもしろかった。歴史の本でも、社会科学の本でも、全くなく、完全な作り話。おおよそ科学的な内容ではない。だからこそ刺激的で楽しめた。
特に、ベーメの記述は興味深い。
それまでベーメがドイツ観念論に与えた影響のことなんて全く知らなかった。
というより、ベーメそのものを知らなかった。
でも、この本でベーメに興味を持って、図書館でベーメの著作を読んだんだけど、まるで理解できなかった。
翻訳者までもが、分けが分からないと、書いていた。
ベーメって、何だろう? -
2009/02/06-08
ほうろうで105円
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だいぶ前に読んだので忘れたが、レーニンの人柄や思想について、ロシアの共産主義の宗教性について、興味深く書いてある。面白い本だ。
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なんかやたらと楽しそうな表紙です。
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2005年ごろ 図書館
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