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Amazon.co.jp ・本 (64ページ) / ISBN・EAN: 9784002707846
みんなの感想まとめ
歴史的な視点から慰安婦問題を深く掘り下げる一冊であり、著者の調査に基づく詳細な考察が展開されています。慰安婦制度の実態やその影響についての理解が深まる内容で、特に歴史的流れや議論のポイントが明確に整理...
感想・レビュー・書評
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こういう本を読めばいいと思います。
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興味があるなら絶対読むべき一冊。
こちらも慰安婦問題について詳しく知れる。多分、この人が調査の第一人者だと思う。
読んで思ったけど、日本は変なところが右翼すぎる。私も右寄りだと思うけど、流石に歴史を捻じ曲げてまでは日本を守りたくはない。
慰安婦問題擁護派の意見は、根拠が間違っているし、これを声高に掲げていると思うと本当に恥ずかしい。こういう問題は触れづらいし、またして政治家が簡単に動くような内容ではないと思うけど、行動してほしい。
「アジア女性基金」を最初に聞いた時は、賠償はしてるのかと安心していたが、その実態は酷いものだった。国民からの募金、政府資金は良いとして、首相のお気持ち手紙なんてもらって喜ぶ被害者いないでしょ…しかも、未だ被害者は対応を求めているのに、2007年に解散しているとは…
本当に、一市民としてできることは少ないから、今後の日本政府に僅かな期待を持つことしかできない。 -
慰安婦問題に関する歴史的流れや議論点がまとまっており、歴史事実委員会の声明に対するカウンター言説になっている。
女性の人権や尊厳に対してあたりまえにすべき配慮や賠償に加え、男性である兵士の尊厳に対しても問題があるのではないか?というところまで考察がなされていて勉強になった。
戦地での性欲解消やストレス発散のためとを軍部に女性をあてがわれることに対して、男性として抵抗はなかったんだろうか。実際に慰安所を利用していた兵士達の回顧録がいくつか引用されており、鶴見俊輔さんの対談『戦争が遺したもの』で触れられていた慰安所の女性と兵士の間にあった愛情のようなもの、と合わせて、この問題を被害者=女性、加害者=軍(日本)、という枠組み(それはもちろん前提だと思うけれど)以外の側面からも見なければいけないと思った。 -
日本軍「慰安婦」問題に関する第一人者「吉見義明」の著書。
かいつまんで、慰安婦問題とはどのような問題であったのかをまとめてある。慰安婦問題とは?を知るのにまずは読んでみたらいい一冊。 -
ざっと見。
本書は、2007年、アメリカ下院の決議案に反対する、歴史事実委員会なるものの意見広告に対し、その主張に反論するかたちで、事実の検証をしていく本である。
表面的にしか過去を捉えられない素人であるにもかかわらず、よくでかでかと意見広告なんて作れたなと、その愚かさに肩を落とした。それと同時に、さすが歴史学者、さすが吉見先生といわんばかりの見識の深さを感じた。自身のイデオロギーに左右されず、中立的な視点から歴史を描くことは実績のある研究者にしかできない。
慰安婦制度については、これまでの膨大な量の研究が蓄積されており、その実態はかなりの程度明らかになっている。なぜそれを踏まえた上での議論ができないのか。なぜそれをガン無視して自論を展開してしまうのか。自論なら適当なことを言ってもいいのか。私には理解できない。 -
映画「教育と愛国」をみて、あらためて慰安婦問題ってなんだと立ち返りたくなって読んだ。この国は女性(はじめとするマイノリティ)の人権も尊厳もなにもかも軽んじ続けてるんやなと思うとしんどい。もうしんどいよ。
あと、少し本題からは逸れるけど、"(強行されるものであれなんであれ)性行為が「慰安」になる"前提もほんとうに心底わからへん。慰安婦問題だけではなくて、いまの性暴力にもつながるけど、性欲を満たしたいというより、他者を踏みつけたい・蹂躙したい欲望の現れのように感じて怖い。 -
「慰安婦」制度の問題性を否定する人たちが主張している「The Fact(事実)」。それがいかに事実に反しているかを検証していきます。薄いブックレットなので簡単に読み切れます。
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慰安婦というと、まあ無条件にひどい話だ、気の毒に、日本はかつて何ということをしたんだ、などと思う。とはいえ、なかなか慰安婦に関して自分の考えはまとまらないな。なぜかというと、なかなかニュートラルな論に触れることができないからだと思う。悪いけど、この本もその類。つくる会のような見解には触れたいとも思わないけれど、かといって、いまそれとは反対側の極にあるような本に触れるのも何だかな。どうも、重箱の隅をつつくような話になっているような気がする。そんなに細かいところを突かなくても、もっと根本のところで正否は成り立つものじゃないのかな。
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2010年刊。それから果てしないほど後退している。
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1 日本軍「慰安婦」制度とは何か
2 五つの「事実」の検証(強制はなかったか―第1の「事実」の検証;朝鮮総督府は業者による誘拐を取り締まったか―第2の「事実」の検証;軍による強制は例外的だったか―第3の「事実」の検証;元軍「慰安婦」の証言は信用できないか―第4の「事実」の検証;女性たちの待遇はよかったか―第5の「事実」の検証;補論 女性たちは募集広告をみて自由意志で応募したか)
おわりに―問題の解決のために
著者:吉見義明(1946-、山口県、日本史) -
・1/21 読了.戦争だからという理由ですべてが許されるわけではないだろうけど、人間極限状態に置かれたら何をするか分からないぐらいは十分予想できる.ただよくわからないのが強姦して殺害することより、いろいろな条件はあるが慰安所に拘束されて生かされていた方が罪が重いかのような論調には疑問だ.こんなことならむしろ慰安所など設置せず強姦殺害していた方がましだったと思わせる論理って、本当に大切なのか.悲劇を繰り返さないためには生かしておくより殺さないとだめだという教訓に、倫理や情緒を無視して客観的に論理的に考えたらなってしまわないのか.一件でも法律違反があれば、すべて日本国の責任だとすると、沖罠での米軍人犯罪はアメリカという国の犯罪だということになり、日本国に謝罪賠償が必要ということになる.どこまでが全体責任なのかという問題でもある.
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朝日が捏造を認めた現在、旗色の悪い吉見センセイである。しかし、批判するためにはまずその主張を理解すべきだろうと思い、本書を読んだ次第である。
慰安婦問題の論点とは何なのだろうか。池田信夫センセイや櫻井よし子なんかは、「強制」や「詐欺」についての軍の関与がポイントであり、そのような事実はなかったから問題はないとしている。しかし、本当に論点はそこなのだろうか。欧米諸国や韓国が問題視しているのは、その時代に軍の経営する慰安所が存在した(これは明白な証拠があり、池田氏らもこれに反対はしていない)ことが問題であり、強制があったかどうかではない、というズレがあるのだ。吉見氏は強制の有無は大きな問題であり、これがあったことを証明しようとしているが、少なくとも本書では明確に証明しているとは言い難い。しかし、韓国の慰安婦たちは、高額な報酬につられて自分の意思で来たのだから、日本は悪くないのだ、という櫻井らの主張は、たとえそれが事実だとしても(本書では反証があげられているが)、既に当時の国際社会において、軍の経営による公娼制度は日本を含む幾つかの国々以外は廃止されていたという状況に照らすと、的を得ない主張と言わざるを得ない。これは、何が真実で何が正しいかということではなく、国際社会においてどう主張すべきかということへの本質的な理解が求められるということを認識すべきだということだ。
それにしても、ネトウヨが盛んに「慰安婦問題はなかった」とネット上で主張するのに使っている証拠が、実は本書に使われている資料そのものだったりするのには笑った。同じ資料を使って真逆の主張をしているのだ。知的レベルが低いとしかいいようがない。 -
従軍慰安婦問題。何十年も前から現在に至るまで、日韓の認識の大問題となっている問題である。しかし、その真実は闇の中。大学生の頃、ネットニュース fj.history で延々と続いていた議論の中で、引用されていた筆者の名前を強烈に覚えていた。たまたま図書館で見つけ、薄かったので読んでみた。
本書は、2007年6月14日号の「ワシントン・ポスト」に櫻井よしこ女史らが発表した「THE FACT」という意見広告に対する反論である。内容は極めて専門的で、正直分からないが、筆者の方が、知識量も豊富で、根拠とする文献の確度も高いような気がする。
時々メディアを賑わす問題ではあるが、素人が断定するのは無理なのではないだろうか?
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