雇用破綻最前線――雇い止め・派遣切り・条件切り下げ (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708089

作品紹介・あらすじ

「景気の調整弁」として、コスト化された人件費削減のツケを、「自ら選んだ」働き方だからと押し付けられ続ける有期雇用労働者。しかし、生活も命も、生産調整できるものではない。リーマンショック以降、危機的状況といわれるその労働と生活が、大震災を機に一層深刻の度を増している。現場からの多くの声が伝えるその実態とは。

感想・レビュー・書評

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  • 「人間の労働は、ストックできる一般の商品のように生産や流通をコントロールして値を保つことはできない」「競争原理に晒された時は、商品以上に激しく値崩れする。」
    労働は商品ではない。(1944年、ILOフィラデルフィア宣言)
    さて、今日の日本では正規・非正規で身分制社会のような労働環境になっています。最低賃金規制は機能していないとも。
    目先の正義感からくる派遣規制などではかえって弊害が大きいとも聞きます。
    公平な専門家の意見が聴きたいです。

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著者プロフィール

弁護士(弁護士法人りべるて、えがりて法律事務所、東京弁護士会)

「2022年 『ジェンダー法研究 第9号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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