キャッシュ・フォー・ワーク――震災復興の新しいしくみ (岩波ブックレット)

著者 : 永松伸吾
  • 岩波書店 (2011年9月8日発売)
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  • 7レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708171

作品紹介

被災者に仕事と収入を確保し、生きがいと将来への希望を取り戻すためには何が必要なのか?被災地のために本当に必要な復興政策とは何か?国際的に注目を集めるキャッシュ・フォー・ワーク(CFW)の考え方としくみを、東日本大震災直後からCFWを提案してきた著者が、被災地での取り組みもまじえ紹介する。

キャッシュ・フォー・ワーク――震災復興の新しいしくみ (岩波ブックレット)の感想・レビュー・書評

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  • キャッシュ・フォー・ワークの歴史から概論、東日本大震災での導入、問題点などを事例を踏まえながら、ざっと説明する。

    復興において、肝になるのは被災地の購買力であり、CFWは金銭的・人的資源を地域内で循環していくで、調整経済から市場経済へのスムーズな移行を目指しているものである。

    十分な防災整備がなされていない地域においては、短期的なつなぎのCFWを超えて、適切な防災サイクルになる可能性もあるのではないか。一方で、市場に影響を与えるほどの事例は少ない印象で、どう組織的・地域的に取り組むか課題を感じる。

  • 自分用キーワード
    額田勲「仮設住宅での孤独死は孤立・失業・慢性疾患の相乗において発生する」 Cash For Work(CFW) Food For Work(FFW) アマルティア・センによる飢饉の発生理由についての考察 マーシー・コープス(NGO) 賃金水準を低くする理由 安政南海地震でのCFW 濱口梧陵の「稲むらの火」 関東大震災時の政府対応(雇用吸収先として南米への移住を奨励。福田徳三が批判) 支援活動への依存のジレンマ 有効求人倍率と雇用指数の乖離 コミュニティ・ビジネス 小千谷市の「弁当プロジェクト」 東日本大震災でのCFW(清掃事業など) 

  • ペーパーを書く上で大変参考にさせて頂いている1冊。
    短いながらもCFWの歴史や海外活用事例、更に本震災における活用事例まで載っていて、導入としてありがたかった。
    ただ、CFWの意義として被災者の精神的なメリット(『誇り』)を出すことは少々難しいかなと思ったので、別の理由付けは探さなければいけないかなと思っている。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:369.31||N
    資料ID:95110386

  • 事例が多数紹介されていて、参考になった。

  • キャッシュ・フォー・ワークとは、「しごとをつくる、あしたをつくる、」であることを知らしめる好著。
    岩波ブックレットでは震災関連のタイトルが並んでいますが、できれば新書で出版されると目にふれる機会が増えますので、この著者このテーマはもっと知られるべきだと思います。

  • 復興に伴う取り組みの一つである「キャッシュ・フォー・ワーク」(CFW)。
    復興に関わる作業を、被災した方々が行い対価を受け取る仕組み。
    寄付や義捐金も大切だが、働くことで自尊心や社会とのつながりを感じられ、労働で得た収入は地元での消費につながるため、この取り組みの意味は大きいと感じた。CFWの実践は広まりつつあるようだが、まだ、一般には浸透していない。広く認知され、復興のレパートリーが増えることは、大変望ましいことである。

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