原発への非服従――私たちが決意したこと (岩波ブックレット)

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レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708225

作品紹介・あらすじ

戦後六十余年のあいだ、私たちは、戦争の敗北から目をそらしてきたのではないか-。被爆の歴史と原発導入の歴史はその間、同時並行にあった。そのことをあらためて認識し、自分自身に問う。繰り返しはもう、しない。決意は、行動と態度の表明によって裏づけられる。私たちが、原発のない平和をつくりだす。そのために、一人から、やる。

感想・レビュー・書評

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  • 九条の会講演会の内容に加筆したもの。
    4人の方の話が掲載されていますが、その中で、特に心に残ったお二人、澤地久枝さんと、大江健三郎さん、

    澤地久枝さんは、3・11から世直しを呼びかけ、その後ろ盾となるのは、憲法だと述べています。また、小田実さんの「ひとりでもやる。ひとりでもやめる」を引用し、一人一人の努力の大切さを述べられています。

    大江健三郎さんは、平和憲法を決意し、武器を持たない決意をすることを。

    また、奥平康弘さんの「災害救助での自衛隊員の迷彩服姿」に疑問を投げかけています。確かに、言われてみれば、千条でもないのに、どうして迷彩服姿なのでしょう。何らかの意図があってのことでしょうか。

  • 大江さん 立法事実の話。

    戦後、平和主義の憲法は、他国や自国に行ってしまった加害行為が立法事実となって制定された。
    それだけのことをした反省から、大きく方向転換した。決意を形にした。

    それと同じくらいともいえることが起きても、その反省が立法事実となっていない。するべき反省がなされていない。

    戦後だって、これまでの自分たちの地盤を守ろうとやっきになってた人たちはいたはず。
    それでも、正しい立法事実が見極められたのはなぜ?

    今日本に必要なのは、当時のアメリカ的な存在だろうか?

  • 再稼動に拘る理由が知りたいですよね。

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    「戦後六十余年の間、私たちは戦争の敗北から目をそらしてきたのではないか。 被爆の歴史と原発導入の歴史は同時並行にあった。そのことをあらためて認識し、自分自身に問う。繰り返しは、もう、しない。決意は、行動と態度の表明によって裏づけられる。私たちが、原発のない平和をつくりだす。そのために、一人から、やる。」

  • 今の日本の政治は何もしていない。
    技術は進んできたかもしれないが、日本人は核が暴走したときにそれをコントロールできるだけの技術や手段を持っていないことを確認した。

  • 核兵器とのつながり。あらためて考えさせられます。

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著者プロフィール

1922年東京生まれ。哲学者。15歳で渡米、ハーヴァード大学でプラグマティズムを学ぶ。アナキスト容疑で逮捕されたが、留置場で論文を書きあげ卒業。交換船で帰国、海外バタビア在勤部官府に軍属として勤務。戦後、渡辺慧、都留重人、丸山眞男、武谷三男、武田清子、鶴見和子と『思想の科学』を創刊。アメリカ哲学の紹介や大衆文化研究などのサークル活動を行う。京都大学、東京工業大学、同志社大学で教鞭をとる。60年安保改定に反対、市民グループ「声なき声の会」をつくる。六五年、ベ平連に参加。アメリカの脱走兵を支援する運動に加わる。70年、警官隊導入に反対して同志社大学教授を辞任。著書に『鶴見俊輔集』(全17巻、筑摩書房)『鶴見俊輔座談』(全10巻、晶文社)『鶴見俊輔書評集成』(全3巻、みすず書房)『戦後日本の大衆文化史』『戦後日本の精神史』(岩波書店)『アメノウズメ伝』(平凡社)ほか。

「2015年 『昭和を語る 鶴見俊輔座談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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