ひきこもりのライフプラン 「親亡き後」をどうするか (岩波ブックレット 838)
- 岩波書店 (2012年6月6日発売)
本棚登録 : 164人
感想 : 13件
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Amazon.co.jp ・本 (104ページ) / ISBN・EAN: 9784002708386
みんなの感想まとめ
この作品は、ひきこもりという現象を深く掘り下げ、社会的な課題を浮き彫りにしています。前半では、専門家がひきこもりの症状やその対応方法について解説し、後半ではファイナンシャルプランナーが、親亡き後のライ...
感想・レビュー・書評
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社会から排除された青年は、同居率が高ければひきこもり、低ければホームレスになる。第三者の適切な介入がなければ変わらない。まず承認し安心させること。働けない前提で、生涯資産・収支をシュミレーションし、サバイバルプランを立てる。
一世代のライフプランでも難しそうなのに、二世代分が可能になるというのはすごい。プランは重要だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心理
家族 -
大きく2章に分かれている。
前半は、斎藤環医師によるひきこもりの症状や対応について。
後半は、ファイナンシャルプランナー畠中雅子氏による、親が亡き後の彼らのライフプランについて、である。
特に後半は画期的である。
引きこもりも高齢化し、もはや社会生活を送れない程の年齢(30後半-40代)に突入していることも珍しくない。
ひきこもりも一つの「病」であり、長引けば長引くほど病状は重くなる。
畠中氏は「希望は持たず、まず、子どもがこの先も社会復帰する見込みはない」ことを前提にライフプランを立てることを提案する。
まずは子どもがなくなるまでに、必要な経費を割り出す。
そして、親の遺産を整理し、それがどのくらいまでもつかを考える。
親の遺産が少しでも残るように必要な場合は引越しすることも考える。
少しでも経費が節減できるように、自炊のためのご飯の炊き方を教えておくなど、微に入り細に入り、生活の具体的な指導が列挙されている。
また、兄弟との諍いを避けるため親の遺産は引きこもりの子供に譲ることなど、遺言を書く事もすすめられている。
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畠中氏のプランが具体的で現実的であればあるほど、切なくなる。
高齢のひきこもりが、親なきあと、法律で武装して兄弟にたかり、兄弟の生活すらめちゃくちゃにする(例えば結婚できない)などの話も聞いたりするので、早めの対策が必要と感じる。
それには「一切でも早いうちに」「親が」「頭を打つ(自分の子供が社会復帰できないことを認める)」のが肝要とのこと。
「ひきこもり」というのは単なる精神論で乗り越えられるものではなく、「病」なんだなーと感じる一冊。
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こうやって計算してみると、死んでいるみたいに生きるのもお金がかかるもんだナァ…
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【今日の一冊】371.4||S15
ひきこもり状態にある人の大半は,親の経済的支援で暮らしているが…
もし親が亡くなってしまったら…
そんな悩みを真剣に考えた,ひきこもりのライフプランを紹介。
http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00596386&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB -
リタイア後の生活の参考になると思って読みました。
えらく重い本だった・・・ -
斉藤環氏が、ひきこもっている子どもに対して、周囲がどのような対応ができるのか、畠中昌子氏が、引きこもっている子どもが親なき後を活きるための経済的なプランを提示している。
当事者家族の方にとって、有益な情報だと思う。
著者プロフィール
斎藤環の作品
