日本の保育はどうなる――幼保一体化と「こども園」への展望 (岩波ブックレット)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708409

作品紹介・あらすじ

長らく議論されてきた「幼保一体化」問題。その制度化をめざす「子ども・子育て支援法案」が国会に提出され、様々な疑問が出された。新設が予定される「こども園」で本当に待機児童は解消するのか、保育の質は保たれるのか、保育料はどうなるのか-法案検討ワーキングチームの一員として、保育園が大切にしてきた理念を盛り込むことに努めてきた著者が、法案の内容と今後の課題をわかりやすく説明する。

感想・レビュー・書評

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  • 待機児童が深刻な問題にあることがよく分かる。
    表なども多く、データと合わせて考えることができる。

  • 薄く完結にまとめていただいてる本です。
    できれば、法施行後の現在に、更新して、再発行してほしいです。

  • 教育や福祉に、効率や経済的利益は馴染まない。
    幼保一体化が幼児のよき成長ために作用することを期待する。

  • 認定こども園→総合こども園へ
    2015年度の消費税引き上げ後,財源を確保した上で移行。
    しかし,幼稚園型,託児所型保育所は依然として残るなかでの移行であり,3歳未満児の待機児童の解消は難しいだろう。公的サービスだけで対応できない部分をどう取り組んでいくか工夫がいる。

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著者プロフィール

保育園を考える親の会代表。ジャーナリスト。保育園に子どもを預けて出版社に勤務、第1子の学童保育卒業を機に独立。国や自治体の保育関係の委員会、保育施設評価業務などにもたずさわる。おもな著書に『共働きを成功させる5つの鉄則』(集英社)、『保育園は誰のもの』(岩波書店)、『保育の質を考える』(共著、明石書店)、他多数。

「2021年 『後悔しない保育園・こども園の選び方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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