ほんとうにいいの? デジタル教科書 (岩波ブックレット)

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著者 : 新井紀子
  • 岩波書店 (2012年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708591

作品紹介

紙をデジタルで置き換えることは、良いことばかりなのだろうか?デジタルに移行することで失うものはないのか?教育現場での情報技術活用に早くから取り組んできた著者が、デジタル教科書と呼ばれるのはどのようなものか解説し、紙の教科書と比較したメリット・デメリットを論じたうえで、拙速な導入の危うさを指摘する。

ほんとうにいいの? デジタル教科書 (岩波ブックレット)の感想・レビュー・書評

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  • ICT技術を使った公教育がどう変化して、
    そのメリット、デメリットがわかりやすく書いてある。
    印象的なポイントは、
    教育ソフトが消費者用(バナー広告などのため)につくられる傾向があること。

    ネットワークを各地に張り巡らす光の道構想というものがあったこと。

  • AIの到来に備えて小中学生は何を学ぶ必要があるのか?問題解決能力のその先は?

    2012年の本だが、AIなど技術革新があれば解決出来る部分もある。技術の進歩を注視しつつ、デジタルコンテンツのメリットを最大化出来る部分から導入を進め、適用範囲を広げていくことになるのではないか。著者の主張は、技術的な部分がボトルネックとなることもあって、否定的なものが散見されるが、逆に技術革新によるデジタルコンテンツの可能性を強く感じさせる。



    ティーチングとコーチング

    特徴量を見出せなくなる危険性

    過去に例がないようなことには対応できない

  • 賛否両論なのだろうけれど。

  • 科学的で冷静な論考。教材開発者はmust read。

  • デジタル教科書を議論する上での叩き台として、枠組みをきれいに整理してある。何より、(はっきりとは言わないが)反対派の筆者がデジタルデバイスを使い倒している側の人間であるところに説得力がある。”デジタルの弱みは「面積」”、”ハイパーリンクは理解を助けるか”など、具体的で説得力のある論旨が展開されるのは気持ちがいい。引用文献にもおもしろそうなものが多く、うすいうすい岩波ブックレットの中では、濃密でかなりお買い得の本である。

  • 総務省が、インフラ整備のために進めているデジタル教科書。筆者は、紙の教科書から全面的にデジタル教科書に代わるのなら、効率で経費削減以外にはメリットはないだろうと述べている。知識技能の定着にはある程度効果はあるものの、思考力判断力を身につけるのには工夫が必要であるだろう。

  • デジタル教科書について、教育の効果の面から今までの実証的な研究を踏まえたいい本である。さらに教育を経済成長の道具にしてはいけないと主張している。教員養成の学生にとっては必読の本である。

  • たしかに小学生にデジタル教科書っていうより高校生のほうが導入には難易度が下がりそう。
    筆者はデジタル教科書に懐疑的みたいだけど、全部を入れ替えって方針がまずいんだろう。デジタルランドセルってやつだ。この教科はデジタルっていう方法なら実行可能かな?
    ハイパーリンクも横線がひいてあるから見るかどうかを選択しないといけないんであって気になったらクリックしたら見れるというタイプなら気にならないと思う。
    マルチウィンドウが必要になる授業にはまあ低学年には無理だろうな。
    サーバーは学校にでっかいバックアップ機能のHDを置いて毎晩アップデートし、そこからwifi通してダウンロードもしくは閲覧という形なら実現可能か?
    出来るための課題をひとつひとつこなすしかないんだろう。
    まずは電子書籍のシェアがどの程度広がるか様子を見てからの導入でも遅くなさそう。

  • 企業視点が如何に多いか、ネットワークの会社として考えなければならない点も多いと感じました。巷でもてはやされているよりも、道具としては効果が限定的なものだと理解しないと危ないですね。

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