- Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
- / ISBN・EAN: 9784002708706
感想・レビュー・書評
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個別的自衛権と集団的自衛権の違い、憲法九条との矛盾などがわかる内容。戦後の解釈の流れなどもわかります。
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【由来】
・図書館の岩波アラートで
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
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1の浦田論文と2の前田論文が、集団的自衛権に関する基礎的な事柄やこれまでの経緯をうまく整理しており参考になる。
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三葛館一般 392.1||UR
集団的自衛権について簡潔にわかりやすく解説しています。
集団的自衛権とは何か、今までどんな議論がされてきたか、行使容認されればどんなことがおこるのか。
憲法9条の解釈変更が現実のものとなってきた今、日本国民として必要不可欠な知識です。
ブックレットですので、手始めに読むには最適な本です。
(ゆず)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=68413 -
ハンドブックだけあって薄い。。。
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最後の元内閣法制局長官のインタビューが良い。職務に通じている感じで。
他3編は両論併記ではなく、結論ありきで学問的良心を感じない。なぜ、軍事のことになると、ある種の冷静さを失うのか、思考が停止するのか、残念だし、不思議だ。
政府解釈の変更で憲法9条が骨抜きになりかねない懸念は分かる。あってはならないと思う。
しかし、これでは議論のテーブルに付けない、という感のみを強くした。原発問題と同じ様な感触だ。皮相的な結論ありきで。
今の日本と世界にとって、集団的自衛権そのものの意味をもっと議論する必要があると思う。アメリカの動き、その他、一般にならずものといわれている国家のあり方そのもの問われているのではないか。
かと言って、本書が悪書というわけではない。あくまでいくつかある視点の一つとして、捉えればよい。
ただし、3つめの東京新聞の半田氏の論は、煽りが過ぎている。非常に偏向している。要注意。 -
国際法上、日本は集団的自衛権を保有している。が、権利を行使するか否かは日本の判断である。
しかし、憲法九条が政府の集団的自衛権を規定している。この解釈を変えようと言うのが今の政府の流れである。
集団的自衛権は、武力を受けた小国を守るため、というイメージがあるが、実際には大国が小国の政治支配に用いられることも多い。
集団的自衛権の行使が解禁されれば、アメリカの戦争に日本の自衛隊が加わる、ということにもなりかねない。
今まで、憲法改正の切り口は九条にあった。
その切り口を、集団的自衛権に変えたのかもしれないし、憲法改正の目的達成に直球を投げ込んできたのかもしれない。