アルコールとうつ・自殺――「死のトライアングル」を防ぐために (岩波ブックレット)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 44
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002708973

作品紹介・あらすじ

うつ病対策だけでは男性の自殺は防げない-。自殺予防対策に奔走してきた精神科医が、様々な調査や統計データ、診療経験をもとに、適量を越えた継続的な飲酒が、うつ状態や睡眠障害、ひいては自殺への衝動をどのように助長するのかを詳しく解説。家族や友人、同僚、医療者等に求められる認識と行動の要点を述べ、アルコール依存という「否認の病」を否認する社会のなかで本人や家族を支える方法を具体的に示す。

感想・レビュー・書評

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  • アルコールの摂取と鬱、自殺について資料を用いて説明されていた。

  • 読みやすくわかりやすい。
    うつ病だけでなく、アルコールも自殺にかかわる重要な要因であるということが、理解できた。

  • うつの背景にはアルコールの存在が大きいこと。それにもかかわらず、うつ病や自殺について論じられるときにアルコールの問題は取り上げられていないこと。確かにほかのうつ病の図書でアルコールを論じたのは見たことがない。唯一、何かの本で見かけたのは、薬を飲むときにアルコールを水代わりにして飲んで効くわけがないというわずか一文だけ。アルコールそのものにうつ病を引き起こす素因があること、アルコールによって衝動的に自殺企図が高まることなどは知らなかった。

  • すごく、まっとうで丁寧な本。
    断定調でなく、自説の怪しい部分にも触れる
    酒、1日2合までOKで、聴衆笑顔にw

    別紙ノートあり

    フィンランドのアルコール=自殺問題対処。
    図書館の本
    もう少し、安くするといいのに

    奈良と和歌山の自殺率の差
    和歌山は南部の漁師の性格があるからなぁ
    ちょっと土佐に似ているかも
    ちなみに奈良県の分析では
    ・奈良は貯金が全国トップクラス
    ・奈良は飲酒量が少ない

    男性、他人に道を聞けない人が自殺する。
    プライドが高く、他人に助けを求めない

    アルコール、鬱、返済困難な借金→自殺

    男性は自殺未遂少ない。
    女性は多い。

    大酒のみに薬が効きにくい理由。
    治療薬も肝臓のテトクローム系酵素が
    どんどん分解するので、血中濃度が上がらない

  • 493.156-マツ 300379252

  • アルコールとうつと自殺の関係について、しっかり学べます。

    中高年の男性の自殺予防対策には必須となる事柄がデータを元に丁寧に紹介されています。

    これを読むと、世の中にはアルコール問題を抱えていて、自殺リスクの高い人たちが多くいることに気づかされます。

    しんどそうな人、つらそうな人がいたら、ランチに誘いましょう。
    お酒は二合までにしましょう。

    そんな具体的な言葉かけも紹介されていて、すぐに役立つ上に、密度も濃い、ブックレットです。

    アルコールを末長く愉しむために。
    アルコールに命を奪われないために。
    アルコールを愛する人にこそ読んでもらいたい一冊です。

  • アルコールとうつと自殺の関係を説得力のある文章で述べられている。かつ、文章もわかりやすく、読みやすい。ただブックレットの関係か字が小さいのが老眼には辛いところである。エッセンスのように述べられる一言一言が今後の臨床でも使えそうである。この本はアルコール依存症という否認の病を否認する臨床家にまず読んでいただきたいものである。

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著者プロフィール

国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部部長兼薬物依存症治療センターセンター長。1993年、佐賀医科大学卒業。横浜市立大学医学部附属病院精神科助手などを経て、2004年に国立精神・神経センター(現、国立精神・神経医療研究センター)精神保健研究所司法精神医学研究部室長に就任。以後、同研究所自殺予防総合対策センター副センター長などを歴任し、2015年より現職。日本アルコール・アディクション医学会理事、日本精神科救急学会理事。著書に『よくわかるSMARPP』『薬物依存臨床の焦点』(金剛出版)、『アルコールとうつ・自殺』(岩波書店)、『自分を傷つけずにはいられない』(講談社)、『もしも死にたいといわれたら』(中外医学社)などがある。

「2018年 『薬物依存症』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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