動かすな、原発。――大飯原発地裁判決からの出発 (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002709123

作品紹介・あらすじ

3.11の福島第一原子力発電所事故の後、唯一再稼働をした「実績」を持つ大飯原発に対して、福井地裁は「動かしてはならない」との判決を出した。「原発銀座」「原発城下町」で長年にわたり大飯原発の危険性を訴えてきた原告・弁護団の声を紹介するとともに、判決の内容と今後への影響を分析する。

感想・レビュー・書評

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  •  2014年5月の「大飯原発福井地裁判決」は,「司法は生きていた」と,原告を喜ばせました。本ブックレットには,この裁判に関わった方々の「判決文から学んだこと」と,判決の要旨が載っています。
     この判決文を読んでいるだけで,なんか勇気が出て来ます。
     中嶌哲演住職,まだまだお元気です。
     未だ,だれも責任をとらない福島原発「震災(人災)」。このままでいいわけがありません。

  • 事故の後、原発の危険を訴える市民の声に耳を傾けなかった裁判所が強く批判されたのは当然のこと。

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著者プロフィール

元京都大学原子炉実験所助教。工学修士。
第2次世界大戦が終わった4年後の1949(昭和24)年8月、東京の下町・台東区上野で生まれる。中学生のとき地質学に興味をもち、高校3年までの6年間、ひたすら山や野原で岩石採集に没頭する。68年、未来のエネルギーを担うと信じた原子力の平和利用を夢見て東北大学工学部原子核工学科に入学。しかし原子力について専門的に学べば学ぶほど、原子力発電に潜む破滅的危険性こそが人間にとっての脅威であることに気づき、70年に考え方を180度転換。それから40年以上にわたり、原発をなくすための研究と運動を続ける。2015年3月に京都大学を定年退職。現在は長野県松本市に暮らす。著書に『隠される原子力・核の真実─原子力の専門家が原発に反対するわけ』(2011年11月/創史社)、『原発のウソ』(2012年12月/扶桑社新書)、『100年後の人々へ』(2014年2月/集英社新書)ほか多数。

「2019年 『フクシマ事故と東京オリンピック【7ヵ国語対応】 The disaster in Fukushima and the 2020 Tokyo Olympics』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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