知りたい! ソーシャルワーカーの仕事 (岩波ブックレット 924)

  • 岩波書店 (2015年5月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784002709246

感想・レビュー・書評

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  • 薄いブックレット
    社会福祉士の雇用形態の8割強が正規職員であることに驚く。
    2015年の本
    ソーシャルワーカーが行う
    ミクロレベルとマクロレベルの話

    実務の大変さを薄いブックレットで著しきるのはとても無理だろうけれど、まず知らない人が知るには薄くて読みやすい本。

    ミクロレベルは
    個々人の話に耳を傾け、相談者が何に困っていて、どのような福祉制度やサービスを利用していけば問題が解決するのか、一生懸命考え取り組んでいく仕事。必要な支援施策を検討し、生活改善に結びつけていく活動。

    マクロレベルは
    社会に働きかける者としてのソーシャルアクションの話。
    なぜ、相談者が目の前に現れるのか、どうして福祉制度が機能しないのか、相談者と一緒に検討し、声を上げ、福祉制度などの社会システムに変化を与えることで、同じような相談者を生まないようにすること。そして生活をしやすくするように、社会を変えていく活動。

    ミクロとマクロ両方を行うことは至難の業だけれど、その両輪を回していかないといつまでも支援が追いつかないということでもあり、本当に難しい。

  • 診療所ソーシャルワーカーと話していて興味が湧き読んでみました。
    ソーシャルワーカーによるミクロなアクションの積み重ねも大事な仕事ですが、
    マクロなソーシャルアクションの能力がこれから非常に重要になってくる感じがします。
    個人で独立した事務所を持つソーシャルワーカーもいるのですね〜。

  • 社会福祉士の資格を取るために勉強中の身だが、これを勉強を始める前、例えば1年前の自分が読めていたらよかったのになぁと思った。

    確かに社会福祉士は名称独占資格で、相談業務は社会福祉士じゃなくてもソーシャルワーカーを名乗ることは誰にでもできる、ということは知っていたが、だったら相談業務って例えばどんなこと?とかソーシャルワーカーってどこで働いてるの?とかって、具体的な勉強をし始める前にはよく分からなかった。まぁ具体的な勉強を始めてしまえば、数ヶ月でなんとなく分かってくるのだけど。。

    また、この本はソーシャルアクションについての必要性について書かれている。具体的な方法として「署名や請願・陳情、裁判を起こしたりマスコミ報道を活用したりチラシを配ったりすること」と書いてあるが、いろいろな分野において、既にいろいろな人たちがこれをやっている。逆に「社会福祉士」は、生活困窮者以外の活動ではあまりわたしには見えていない。

    確かに福祉と人権は重なり合う部分はあるが、一見、重なっていないのではと思う部分もある。でも行き着く先は広く「人権」ではないかって思うんだよね。外国人に対する「ヘイトスピーチ」は一見福祉の問題とは思えないけど、それによってこの社会の「生きづらさ」(本当は生きづらさ程度で表現されるような生易しいものではないのだが)が日本に住む外国人にとって生じているのだから、福祉の問題とも言えるんじゃないだろうか、うまく言えないけど。で、社会福祉士の理念の中には「社会変革」や「人権擁護」があるので、やっぱり様々な「人権」の分野において社会福祉士がそのような活動に参加しなきゃならないんじゃない?って、社会福祉士の教科書読んでても思うんだよね。

    とすると、「既にある分野」である「市民活動」にもっともっと社会福祉士が入り込んでいかなくてはならないんじゃないかなあ。

    まぁ正直、福祉の現場を経験したことが皆無なので、こういうことを考えてしまうのだろう。そして社会福祉士として働いている人のうちの8割以上が正規職員とは思わなかったです。

    最後に「お薦め本一覧」にいろいろな本が挙げてあったのがいろいろ参考になったが、やはり勉強する上では「社会福祉原論」は読んでおかなきゃダメですかね。教科書読んでても出てくるしね、この本。

  • 1時間弱でソーシャルワークについてざっくり掴める良書。
    岩波ブックレットは良い本が多い。

  • ソーシャルワーカーについて分かりやすく書かれている本。ページ数も少なく、これまで読んだ本の中でも抜群に読みやすい。ソーシャルワーカーについて人に説明する時にこの本を使いたい。

  • 社会福祉士を目指そうと思い本書を手に取った。ソーシャルワーカーの必要性や、ソーシャルワーカーにとっての仕事の考え方が分かりやすく書いてあった。この本自体がソーシャルアクションのひとつなのだろう。

  • ソーシャルワーカーの仕事について仕事内容から働き方などわかりやすくまとめられている。さくっと読めるのでソーシャルワーカーに興味がある人にぜひ読んで欲しい本。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/684568

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/684568

  • なんで「福祉」のシゴトにいるんだろうか。全く想像もつかなかったことは、こんなおシゴト本を読む子どもではなかったから不思議である。それでも地域にいる人に向き合って、同時に社会へ働きくけていく「ソーシャルワーカー」のシゴトはとても興味深い。NPOという立ち位置もなんだろう。

  •  ソーシャルワークの仕事とは何かをまとめた小冊子。

     薄いながら実践的なことと理論的なことが両方書かれている。ソーシャルワーカーはただ相談業務を行うだけでなく社会に対して変革を働きかけるソーシャルアクションも重要な仕事であるという点は覚えておきたい。
     巻末の参考文献等の資料も有益。

     中高の図書館に必ずほしい一冊。


    ※ 2021追記 藤田孝典氏がネット等でヘイト発言を繰り返すようになったことに抗議し評価を1点に修正しました。

    ※ 追記その2 主たる著者から共著の一人への抗議で評価を1にすることに抗議するという連絡を受けました。確かにそのとおりだと考えを改め、再度評価を修正しました。

  • ソーシャルワーカーの仕事について、わかりやすくすっきりしっかり紹介されています。

    コンパクトにまとめられているので、手に取りやすい、目を通しやすい、という意味でも良書だと思います。

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著者プロフィール

木下大生(きのした・だいせい)
武蔵野大学人間科学部教授。博士(リハビリテーション科学)、社会福祉士。専門は、知的障害者支援、ソーシャルワーク。認知症がある知的障害者と罪を犯した知的障害者の支援のあり方を探求している。著書に『認知症の知的障害者の支援――「獲得」から「生活の質の維持・向上」の支援へ』(ミネルヴァ書房、2020年)、『ソーシャルワーカーのジリツ』(共著:生活書院、2015年)など。

「2021年 『知的障害と認知症 家族のためのガイド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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