「昭和天皇実録」にみる開戦と終戦 (岩波ブックレット)

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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784002709321

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  • 昭和天皇実録で過去の定説がいくつか覆った。天皇がいつ開戦、そして終戦を決意したのか?そして立憲君主制として自ら意思決定することができなかった悲劇。引き返すことができたタイミングは何度かあったが・・・。「乾坤一擲の勝負、開戦するなら今しかない」などの甘い見通し、そしてソ連の仲介への幻想などが悲劇を増大していく。日本の指導層がいかに無責任だったかを改めて感じる。実録がここまで詳細に書き残してくれていることに感謝。しかし、書きながら、何を思っていたのだろうか?

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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